『逆算思考』つまり、まずはゴールを定め、ゴールまでを最短距離で進むこと。本書は仕事の生産性を高めるための技術がまとまった非常に勉強になる一冊だ。
ある日仕事が降ってきたとする。
①すぐに着手する。
②ゴールを考える。
③やるかどうか考える。
あなたはどれだろうか。そもそも、着手しないだろうか。
生産性が最も高いのはやるかどうか考えることだ、そして、やるのならゴールを考えることが重要だ。必要のない仕事はやらない方が生産性が上がるという観点。時間をかけてもまずはゴールを見据えて最短距離で、モレなく、ダブりなく仕事をすることが重要というのがこの本でのメインの話である。
さて、本書は評者がタイトルで示した通り、生産性に関するまとめ本である。『逆算思考』に必要な、計画の立て方、仮説の立て方、計画の立て方、アイデアの広げ方、そして最後には事例も多く紹介されている。文献も豊富だ。
本書は開発や研究など仮説を立てて、実行していく仕事をしている人全てに役にたつだろう。色々な手法がわかりやすくまとまっているため、手元に置いて時折参考するように使っても良いかもしれない。めちゃくちゃ勉強になった一冊だ。
- 作者: 中尾隆一郎
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2019/06/19
- メディア: 単行本
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