HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【ランキング】前四半期に売れた本【2018年度4Q】

1位 

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

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2位 

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)

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3位 

 

4位 

あなたの脳は変えられる 「やめられない! 」の神経ループから抜け出す方法

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4位

月3万円ビジネス 100の実例

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 4位 

PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

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7位 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

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7位 

ドリルを売るには穴を売れ

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7位 

すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技

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7位

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

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7位 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

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【書評】小さな行動と、複合的なチャレンジが大切『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』

本書はいわゆる「お金の入門書」である。
「お金」についてどのように考えるべきか。
お金を稼ぐにはどのように行動したらいいか。
1人の少女の成長ストーリーと重ね合わせながら、学んでいく。
前回論評した『マネーという名の犬』と内容が被る部分が多いため、別視点にて論評していきたい。

『行動は72時間以内にせよ』
3日以内にやらないことは、一生やらない。
すぐに大富豪にはなれなくとも、今出来る小さな行動は必ずある。
すぐ出来る行動に細分化し、まず行動してみることの大切さを説いている。

『正しい目標設定をせよ』
お金を貯金することを目的としてはいけない。
あくまで自分の夢を叶えるための「手段」である。
ただ貯金しても、インフレ等の関係でお金の価値は下がっていく。
「何のためにお金を貯めるか」をぜひ意識してみてほしい。

財布に「本当にそれが欲しいか?」という紙をいれよ。
本文の中にある一文だ。
自分の時間を削って稼いだお金を、本当にそこに使っていいのか。
ぜひ普段の給料を時給換算して考えてみて欲しい。

結局、我々はどうすればいいのか。
答えは「複合的にチャレンジすること」ではないだろうか。
固定費を下げる。
副業する。
正しい知識と適切な金額で、投資信託をやってみる。
どれか1つで成功することよりも、複合的に取り組んだ方がお金が増える可能性は上がる。
悩む前に、まず行動してみて欲しい。

 

 

イヌが教えるお金持ちになるための知恵

イヌが教えるお金持ちになるための知恵

 

 

【書評】知らないことをどこまで知ろうとしたか『希望の国のエクソダス』

荒唐無稽の村上龍の妄想だと、言う人もいるかもしれない。

中学生が立ち上がり、たゆまぬ改革を続け、日本でできる可能な限りの全てを成し遂げていく。
ストーリーというと、この重厚な意思決定の重なりは、安っぽい表現だと思う。

この本を読む注意点は、自分が無知であることを、まず認めることにある。
中学生の発想、日本経済と世界情勢、最初から最後まで、わからないことが脈々と書き連らなっている。

ただ、本から視線を上げると、ああ現実もそうだったと認識する。
ある側面から見たら、「希望の国エクソダス」はフィクションであり、
ただ、同じ側面から見ても、実はノンフィクションだったりもする。

自分が、日本のどこに軸を置いて毎日を過ごしているのか。
その立ち位置を自覚するのに、これ以上とない一冊でした。

希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

【書評】しくじり?何ですか、それ?『マリス博士の奇想天外な人生』

マリスは天才中の天才だ。

DNAを増幅させるPCRは彼にノーベル賞をもたらした。

が、これがかすむほど彼の人生は面白い。

招かれた授賞式で日本の皇后陛下に「スウィーティ」と挨拶し、雇われたO・Jシンプソンには裁判中にチアリーダーの電話番号を聞く。ノーベル賞の授賞式では、スウェーデン国王に自分の息子を王女に売り込み、交換に国土の1/3を要求する。

これが恐ろしいのは、彼がシラフでの出来事であることだ。

ちなみに、シンプソンは弁護士を通じ「俺を無罪にしたら教えてやる」と伝えてきたとゆう。

マリスの趣味は、サーフィン、女、LSD(麻薬)。

それを、ドキュメンタリー番組でしゃべってしまうヤツでもある。

独自の理論でHIVを説き、GSK(グラクソスミスクライン:世界最大の製薬会社)と正面切って対決した話には正直引いた。

単なる問題児なのだが、彼は「自分は正直に生きているだけ」と表現する。

どこかで聞いた言葉ではないであろうか。

人生は好きなことに熱中するためにあり、周囲を気にして送るものではない。

まあ、自作した催涙ガスを近所に漏洩させなければだが。

ありふれた人生論だが、実践した結果ここまで路線から外れると笑いたくなる。

そう、笑っていいのだ。

閉塞感漂う日本から脱出したくなること請け合いだ。 

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)

【書評】「短所」と「長所」は紙一重!『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』

 

あなたは自分と得意不得意を正しく理解していますか?
本書では神経心理学の分野から、人間の特性を紐解いてくれる。
まずは本書記載の認知テストに取り組んでみよう!

人間の認知特性は「視覚」「言語」「聴覚」の3パターンに分かれる。
自分がどのパターンかが分かれば、
今後の行動の仕方や、勉強の仕方、人との接し方を改善することができる。
例えば視覚優位者がいくら音読で覚えようとしても、効果は出にくい。
絵を描いてみたり、図に起こしてみたりと工夫してみてはいかがだろうか。

この認知特性を、他人に当てはめて分析してみると面白い。
話が噛み合わない時、もしかしたらお互いが視覚優位者と言語優位者なのかもしれない。
モノマネが得意なあの人は、もしかすると聴覚優位者なのかもしれない。
なぜ?を神経心理学の分野から読み解くことで、
新たな可能性や解決方法が見えてくる。

私は視覚優位者であった。
合わせて聴覚が劣勢であった。
思えば音楽を聴きながら勉強が出来たり、
口頭指示を十分理解できていないのは、
自分の認知特性から来ているのだろう。
引き続きメモを徹底的に取ることを心がけたいと思えた。

その分文章からイメージしたり、
長文を図としてまとめることは得意だ。
噛み砕いて自分でまとめようとする癖は、
おそらく私の認知特性から来ているのだろう。

主観だが日本人は「短所」に注目してしまう人が多いと感じる。
だがどんな人でも短所しかない人間はいないはずだ。
なぜなら上記の私の例のように、
短所は長所の裏返しであるから。
まずはこの1冊で自身の認知特性を知り、
長所をどう活かすか、短所をどう補うかを考えることが大事なのではないだろうか。

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

【書評】「生活残業はズルい!」は正義感?それとも僻み?『生活残業クロニクル 正直者がバカを見る世界』

あなたの周りに「残業代を稼ぐために」わざと残業をしてる人はいないだろうか。
この物語はいわゆる「生活残業」問題について改めて私たちに考えさせてくれる。

仕事を時間通りにこなす人間より、だらだらとのんびり仕事をしている人の方が多くお金を貰う現実。
「こんなの間違ってる!」と奮闘する主人公。
全国の真面目なサラリーマンの気持ちを代弁しているようにも見える。

本書は第2巻へとストーリーが続いている。
第1巻のラストは「生活残業の実態が遂に暴かれる!?」という、なんとも続きが気になる終わり方をしている。
果たして、主人公は生活残業の闇を明るみにできるのだろうか。

「誰かにわかってほしい」
「ズルイヤツらが得している現状を知らしめたい」
そう思うのは自分の正義感なのだろうか。
それともただ楽して自分より多くお金を貰っている人に対しての僻みなのだろうか。
この書評を読んでいる皆様も、ぜひ一考していただきたい。 

生活残業クロニクル 正直者がバカを見る世界

生活残業クロニクル 正直者がバカを見る世界

【書評】自分の足で生きていくことを説く一冊『ゼロ』

堀江貴文の別著書には記されていない内容が書かれている」
私が本書を手に取るきっかけとなった友人の一言だ。
刑期を終えた堀江氏が語った内容とは...

別著書に記されていない内容として、堀江氏の生い立ちが記されていることが挙げられる。
中でも訴えているのが「自立」だ。
親から精神的に自立していない人は、自分の頭で考えることはできない。
今ある現状にも不平不満をこぼす。
答えがない未来を自分の頭で考えていくために、親からの自立は必須だということを説いている。

堀江氏は刑務所に収監されていたにも関わらず、未来に希望を持ち、所内でも意味を見出して働いていた。
それではなぜ日本には悲観的な空気が蔓延っているのだろうか。
周りの空気や失敗を気にしすぎて、自分の人生を生きていないからだ。
失敗してもゼロに戻るだけ。
またイチを足していけばいいのだ。

堀江氏は世の中の「空気」と戦っているのだ。
理不尽な謎ルールが蔓延る、矛盾だらけの日本と。
我々ができることは「勇気を出して一歩を踏み出す」ことだ。
一人一人が行動することで、日本の空気は変えられる。
「できっこない」ではなく「とりあえず挑戦」してみる。
ゼロにイチを足すことで、日本全体が少しずつ変わっていくのだ。

【書評】無駄なことでも生きていけるならなんだって生きていける気がした『無駄なことを続けるために - ほどほどに暮らせる稼ぎ方 -』

 

 本書は無駄なものを作り生活をしているYouTuberの生態と、その生き方に迫った本だ。生産性や効率を求めて仕事に向き合っている人間では、思い至らない発想や成果物が本書には詰まっている。

著者の発明品はとにかく無駄だ。ツイッターで“バーベキュー”と呟かれるたびに藁人形に五寸釘を打ち込む装置や、札束で頰を撫でて仕事へのモチベーションを高めてくれる装置など、本当に無駄なものばかりだ。しかし、著者はそんな無駄なものを作り続けることで生活をしている。

市場価値は希少価値であると考えてみると、著者の活動がマネタイズできているのは、それだけ現代では無駄が少ないのかもしれない。無駄なことを無くして効率を追い求めていった、結果無駄なことに価値が生まれるというのはとてもおかしく楽しい話だ。

効率化が求められる現代で疲れを感じてしまっている方は、ぜひ本書を手に取ってほしい。地味なスペースに置いている書店が多いので、書店で購入しようと考えているならば根気よく探してみよう。

無駄なことを続けるために - ほどほどに暮らせる稼ぎ方 - (ヨシモトブックス)

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【ランキング】今週売れているビジネス書【2019/3/28】

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