あなたの周りに「残業代を稼ぐために」わざと残業をしてる人はいないだろうか。
この物語はいわゆる「生活残業」問題について改めて私たちに考えさせてくれる。
仕事を時間通りにこなす人間より、だらだらとのんびり仕事をしている人の方が多くお金を貰う現実。
「こんなの間違ってる!」と奮闘する主人公。
全国の真面目なサラリーマンの気持ちを代弁しているようにも見える。
本書は第2巻へとストーリーが続いている。
第1巻のラストは「生活残業の実態が遂に暴かれる!?」という、なんとも続きが気になる終わり方をしている。
果たして、主人公は生活残業の闇を明るみにできるのだろうか。
「誰かにわかってほしい」
「ズルイヤツらが得している現状を知らしめたい」
そう思うのは自分の正義感なのだろうか。
それともただ楽して自分より多くお金を貰っている人に対しての僻みなのだろうか。
この書評を読んでいる皆様も、ぜひ一考していただきたい。
- 作者: 未来の仕事屋
- 出版社/メーカー: 一筆
- 発売日: 2019/02/06
- メディア: Kindle版
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