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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】「短所」と「長所」は紙一重!『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』

 

あなたは自分と得意不得意を正しく理解していますか?
本書では神経心理学の分野から、人間の特性を紐解いてくれる。
まずは本書記載の認知テストに取り組んでみよう!

人間の認知特性は「視覚」「言語」「聴覚」の3パターンに分かれる。
自分がどのパターンかが分かれば、
今後の行動の仕方や、勉強の仕方、人との接し方を改善することができる。
例えば視覚優位者がいくら音読で覚えようとしても、効果は出にくい。
絵を描いてみたり、図に起こしてみたりと工夫してみてはいかがだろうか。

この認知特性を、他人に当てはめて分析してみると面白い。
話が噛み合わない時、もしかしたらお互いが視覚優位者と言語優位者なのかもしれない。
モノマネが得意なあの人は、もしかすると聴覚優位者なのかもしれない。
なぜ?を神経心理学の分野から読み解くことで、
新たな可能性や解決方法が見えてくる。

私は視覚優位者であった。
合わせて聴覚が劣勢であった。
思えば音楽を聴きながら勉強が出来たり、
口頭指示を十分理解できていないのは、
自分の認知特性から来ているのだろう。
引き続きメモを徹底的に取ることを心がけたいと思えた。

その分文章からイメージしたり、
長文を図としてまとめることは得意だ。
噛み砕いて自分でまとめようとする癖は、
おそらく私の認知特性から来ているのだろう。

主観だが日本人は「短所」に注目してしまう人が多いと感じる。
だがどんな人でも短所しかない人間はいないはずだ。
なぜなら上記の私の例のように、
短所は長所の裏返しであるから。
まずはこの1冊で自身の認知特性を知り、
長所をどう活かすか、短所をどう補うかを考えることが大事なのではないだろうか。

医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)

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