本書は必ずしも平和ではない日本であらゆる状況で身を守る術や、危険を避ける方法、日常的に気を付けるべき場面、役に立つアイテムなどを素人に紹介する本です。
私は本書を読んで為になったことは「敵のパターンを見分けよ」の段落です。
犯罪者といっても、ニュースでただこの人がやりました。
この人の来歴を調査して発表するだけを私たちは望んでいて、その心のパターンの種類分けについて取り上げようとは望んでいなかったのですが、本書を読んで犯罪者は心の詳細がわからないのではなくてしっかりと法則性があることがわかって為になりました。
私が本書を読んでこれは面白いと思ったことは「人は道具を使うように進化した」という段落です。
人間は、生肉を食べれば食中毒を起こす、毒を持った小さな虫や寄生虫にする負けることがある、体格が似通っているチンパンジーなどには手も足も出ない
などのように自然界では最弱なヒトは道具を使う知恵で自然界と戦ってきたから、ヒトの本質というのを再確認し、
極限状態になったら、ヒトは道具を使わないと自然界に殺されてしまうんだとと思いました。
本書の出版者はMMAさんです。
著者は武道から総合格闘技まで10年以上の経験あるだけでなく、心理学研究も行っている研究者である
犯罪者の心理を分析し、適切に対処することを得意としている。
個人で護身術の講習を行うこともあり、男女限らず使える護身術を教えている
本書は犯罪に巻き込まれた時にどう対処するのかを学び、実践して身を守りたい人にオススメです。
犯罪者にはパターンが存在すること、ヒトは道具がないと自然界最弱であるということを押えればいいかなと思っています。
余談ですが、この現実は敵を倒しても経験値は入らないしお金や相手の持ち物をとったら、窃盗になるから戦闘はなるべく避けようね!