HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】サラリーマンと同じもん食えまっかいな『ヤクザ300人とメシを食いました』

「この辺にゃそんなもんねぇから、呼んできたんだよ」

 これは、ヤクザの組長が買い取ったホテル兼別荘に招待された際、「ソバ」を希望した記者に対して、ヘリコプターで信州からソバ屋を連れてきたくだりである。

 本場の味は違うと答えた記者に対して、「だろ?おう大将、あと30人前追加な」と。ちなみに、食べるのは記者だけだ。

ヤクザはリアリストだ。

言葉ではなく行動で示す。
食べきれない量の食事は、相手に対する最大限の歓迎の意だ。

こういった力の誇示と暴力の積み重ねで、ヤクザの威嚇力が生まれるとゆう。

一方で、ヤクザらしい恰好や雰囲気はイッパツアウトで逮捕なので、フロント企業しかり見分けるのは困難だ。

アニメグッズ会社がヤクザ直系とはゆめゆめ思わない。組長がとあるアニメのファンだそうだ。

どんどん見た目は一般化し、我々と判別できなくなっていく。

芸能人の不祥事は記憶に新しいが、現在は2010年に施行された暴力団排除条例により、今後このような取材はできない。

とゆうか昔もだったはずだが、この手の本が日本では二度と世に出ることはない貴重な1冊だ。

皆さんが気が付けばメシを一緒に食べていたとなる事態を避けるために、読んでみてはいかがだろうか?

ヤクザ300人とメシを食いました!

ヤクザ300人とメシを食いました!

【書評】交通費を出せばどこにでも来てくれる。でも、そばにいるだけ。『レンタルなんもしない人(1) 』

「おっさんレンタル」、「レンタル彼女」色々なレンタルサービズ?があるが、本作は「レンタルなんもしない人」。何にもしてくれない。

何もしてくれない。できることは、食事をするとか、軽く話す程度、それ以外は何もできない。では、どんな人がレンタルするのだろうか。

例えば、引っ越しのとき。でも、手伝うわけでなく、新幹線の乗り場で見送りをしてくれるだけ。

例えば、誕生日のとき、一人で過ごすのが嫌だからケーキを食べてもらう。

例えば、誰にも言えない秘密がある人。誰にもいったことないことを、聞いてもらうために。

レンタルさんは、1年間で1000人以上にあった。そもそもこのサービスを始めたのは、生きづらさを感じていたためであったが、1000人にあった結果、世の中は予想以上多様性があることを知った。生きづらさが減っていった。

本作は生き方について考えている人におすすめだろうか。本作の中では色々な人生を見ることができる、レンタルさんもふくめ色々な生き方が許されていいだろう。

レンタルなんもしない人(1) (モーニング KC)

レンタルなんもしない人(1) (モーニング KC)

【書評】うつの人、体調を崩しやすい人の働き方のノウハウが詰まっている『不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術』

本書は不登校そして、就職後も3ヶ月で仕事をやめた社会人経験ゼロの著者がどうやって、Webライターになったか、自らの体調とどうやって向き合っていったかについての本です。

著者は14歳で適合障害と診断され、薬を飲みながら、体調と付き合いながら生活をしている。仕事を辞めたあと、自分のペースで仕事ができるということで見つけたのがWebライターの仕事だ。

Webライターは顧客がいないと成り立たないが、本書は著者が年収700万円になるまでの仕事を得るためのノウハウから始まり、自分のペースでできるからこそ重要な時間管理術。

また、適合障害や生理の思い著者の体調の管理や人間関係についてのノウハウが全て詰まっている。相当試行錯誤した結果だろう。

お酒にも強い人、弱い人がいるように、人付き合いにも強い人、弱い人がいる。お酒も人間関係も付き合い方を知り、個人のペースで適度がいいだろう。本書はうつの人や、体調の崩しやすい人におすすめだ

不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術

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【ランキング】今週読まれた書評【2019/7/28-8/3】

 

1位

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共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

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【書評】ウンチは個人情報の塊『大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌』

普段何気なく体から排出しているウンチ。そのウンチについて詳しく見ていこうというのが本書のテーマ。ウンチには、たいへん貴重な情報が詰まっている。この本に書いてあることを理解すれば、明日からウンチ博士と名乗れなくもないだろう。

ウンチは約80%が水分。残りを食べかす、はがれた腸粘膜、腸内細菌が約7%ずつで構成されている。その中でも腸内細菌の種類は人によって千差万別。まさにウンチは個人情報の塊だ。これを機に、普段ただ流しているだけのウンチについて注意深く観察して考えてみないか。

大便が腸内の観察結果を記した「論文」だとすれば、オナラは「まえがき」のようなもの。オナラが臭いのは腸内環境が悪くなっていることを伝えるサインだ。悪玉菌がのさばると腸内環境の腐敗が進行する。1日300gのヨーグルトで便通をよくしよう。

著者は農学博士で専門領域は腸内環境学、微生物分類学。「うんち博士」として広く取り上げられており、講演活動も多い。本人も本書の中でネタにしているが、名前も辨野義己(べんのよしみ)ということで、正に名は体を表している。

本書は便秘や下痢で悩んでいる方にオススメしたい。毎日、普通に便が出る人にも読んでもらいたいが、やはり実感を伴うのは悩んでいる人だろう。大便は健康状態を知らせてくれる「お便り」のようなもの。時間のある時に目で見て、臭いを嗅いで自分の健康状態と向き合っていこう。  

大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)

大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)

【書評】無謀な夢に挑戦することじたいに価値がある『ハッタリの流儀~ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法~』

発売前より本書を非常に楽しみにしていた。なんといっても本書の表紙になっている著者のお面は、とてもリアルでインパクトがある。このお面を見たときに、映画『トータルリコール』を思い出した。

映画の中では、主人公の顔が突然剥ぎ取られ、そこに悪役の顔が登場する。当時はそのシーンが非常にリアルで印象的だったが、今思えばそれは単にCGにより作られたのだろう。しかし、この著者のお面を初めて目にしたときは、映画の中の世界がついに現実の世界にあらわれたと心底思い、驚きを隠せなかった。

本書では、主にハッタリを使った成功術が書かれているが、その一つに手に負えないことでも「できる」と言える人だけがチャンスをつかむとある。そして「できる」といったあとに裏で強引に辻褄を合わせるのだという。それは「努力する」ということだ。

著者のハッタリの経験は、大学を中退し、起業する前のアルバイトの時から始まっていたそうだ。すべてはできるかどうかよりも「やりたい」という直感に従うのだという。人から何を言われたとしてもそれを現在まで継続している著者は凄いと思う。

さらに、これからの時代は、実力よりもハッタリを使い「こうあるべき」という世間一般の常識を捨てて、「無謀な夢に挑戦することじたいに価値がある」そうだ。そういった挑戦を続けることにより、それがまた新たなチャンスへと繋がっていく。

また、ハッタリ人間の共通点は「やったことはないけれど、きっと自分だったらできるはず」という根拠のない自信を持つことだそうだ。それは自分にたいしてのハッタリだという。物事はすべて自分の捉え方次第。物事が上手くいかず、失敗したと思うことでも、それは失敗ではなく、次への一歩を進められたと捉えればいいのだ。

著者は仕事でも遊びでも、やると決めたら、そこに打ち込む姿勢や情熱は人一倍強く、熱いものを持ち合わせていると思う。例えそれが不得意なことであったとしても、物事に一生懸命に挑戦する著者の姿は、とても好感が持てる。

また、一見物事がうまくいかないような状況になったとしても、そして、どんな苦労があっても諦めずに、方法を変えて挑戦し継続していくことは、非常に凄いことだ。

このようなことができる人は、なかなかいない。世間を気にする日本人では皆無だろう。著者の仕事や遊びを通しての生き様は、日本人ではなかなかいない面白い人だと感じる。そして自分に正直に生きることを何よりも大事にしているのだと思う。

そこは、評者も見習うべきところだ。本書を読み、ハッタリを使い、自信満々に新たなことに挑戦してみると、そこには、面白いことが待ち受けているだろう。

【書評】読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人をを確かにする 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』

本書は死期を悟った父が子供のために書いた手紙である。学生生活、結婚、起業、経営人生の考えられうる悩みに対するノウハウをまとめた手紙。それが本書である。

父はやり手のビジネスマンであり、人生で色んな問題にぶち当たり、乗り越えてきた。それは人類が昔から乗り越えてきた悩み。財産や事業を残すのではなくて、子供にその悩みを乗り越えるためのノウハウを残したいと考えた。

例えばお金の使い方。お金の使い方は二種類。未来への投資か、楽しむため。やってはいけない使い方は、人に好印象を与えるための使い方。

勉強も仕事も勤勉であることが重要。それは坂道の車だという。常に登り続けないと上にはいけない、気を緩めると下に落ちてしまうし、気を緩めるならば緩め方を考えなくてはならない。

他にも、結婚相手の選び方、友情の手入れの仕方、成功した時、失敗した時の振る舞いなど人生でのノウハウが詰まっている。そして、父によると人生とは挑戦するためにある。

本書はすべての人にオススメの本だ。そして、読み捨てするようなものではなく、時折、振り返り読み返すための本だ。本書はすべての人の人生の助けになるだろう。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

【書評】ジャズは感情の音楽。うれしくても悲しくても、どんな気持ちも音に込められる『BLUE GIANT(1)』

バスケットボールに夢中になっていた学生時代。そんなとき初めて聞いたジャズに心を打たれ、自己流でサックスを始めた主人公。ジャズに魅せられ、毎日毎日、たとえ雨の日であってもサックスを練習する。

しかし、高校卒業を目前に、自分の将来を考え、楽器店のオーナーへ突如として質問し驚かせた。「ジャズプレーヤーには、どうしたらなれるのか?」なぜなら主人公は楽譜さえ読むことができなかったのだ。

自分の気持ちにまっすぐな主人公に、人々は共感し、初ライブが決まった。しかし、そこでは満足のいく結果をだせるものではなかった。仙台に住む高校生が、世界一のジャズプレーヤーを目指す物語。

評者は、音楽との関わりはまったくといっていいほどなく、演奏できる楽器は何一つない。正直言って、小中学校で習った音楽のレベルでしかない。そのため、何かしらの楽器を演奏できる人を見ると、単純に「凄い」と感じる。

本書の内容は、未知の世界を垣間見たような面白い内容であった。本書は10巻まで続く物語であるが、その続編『BLUE GIANT SUPREME』では、主人公が単身ドイツへと渡る。主人公がどのようにして、ジャズプレーヤーになっていくのか、今後も見逃せない内容である。

【書評】夢や願望だけでは応援はされない『共感SNS』

「私は、ダサい界のトップになる」

SNSで共感されたり、つながりたくない人はいないのではないだろうか?

多くの人は、大義名分や社会性の旗をふるとついてきてもらえると思ってしまうが、それは大きな間違いだ。

ファンは自分の投稿の理由や想いに共感して初めて応援してくれるが、自分が思っているよりはるかにそれは伝わらない。

ゆうこすの凄さは、トライ&エラーを繰り返す鋼のメンタルとその分析力だ。

「スピードのずれを意識する」、「いいねとリツイーとの差」、「ググるよりタグる」、「トラブルは好きが増すチャンス」、「人脈は死ぬ気で作る」など、細部に至るまで細かく分析されている。

例えば、人に会う時にその人の著作は読んでいくでしょう?

ところが、ゆうこすは堀江さんと初めて会う時には生配信をした。
理由は、その方が堀江さんが面白がると思ったから。

本当に考えないと思いつくことはないアイディアがこの本には満載されている。

どなたにも楽しめること請け合いだ。

共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る

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