バスケットボールに夢中になっていた学生時代。そんなとき初めて聞いたジャズに心を打たれ、自己流でサックスを始めた主人公。ジャズに魅せられ、毎日毎日、たとえ雨の日であってもサックスを練習する。
しかし、高校卒業を目前に、自分の将来を考え、楽器店のオーナーへ突如として質問し驚かせた。「ジャズプレーヤーには、どうしたらなれるのか?」なぜなら主人公は楽譜さえ読むことができなかったのだ。
自分の気持ちにまっすぐな主人公に、人々は共感し、初ライブが決まった。しかし、そこでは満足のいく結果をだせるものではなかった。仙台に住む高校生が、世界一のジャズプレーヤーを目指す物語。
評者は、音楽との関わりはまったくといっていいほどなく、演奏できる楽器は何一つない。正直言って、小中学校で習った音楽のレベルでしかない。そのため、何かしらの楽器を演奏できる人を見ると、単純に「凄い」と感じる。
本書の内容は、未知の世界を垣間見たような面白い内容であった。本書は10巻まで続く物語であるが、その続編『BLUE GIANT SUPREME』では、主人公が単身ドイツへと渡る。主人公がどのようにして、ジャズプレーヤーになっていくのか、今後も見逃せない内容である。
BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 石塚真一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (21件) を見る