HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】本書は、何のために筋トレやってる目指してるの?という質問に終止符を打つものです。 『脳を鍛えるには運動しかない』

 

運動したり筋トレしたり、身体をそこそこ激しく動かした後って、なぜか気分がすごくすっきりした経験ってありますよね。

特にトレーニングジムに定期的に通ってる人って、多少嫌な気持ちがあったり、モヤモヤしてたり、気持ちが乗らなかったりして、嫌々ジムに行ったとしても、トレーニングした後の帰り道って気分が変わって晴々として、ジムに行って良かったと思うことって多くないですか?

それはなぜかというと、本書によれば、

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「運動で爽やかな気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出されて、脳がベストの状態になるから」
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ということだそうです。トレーニング後に爽やかな気分になるのは、根拠があったんですね。単なる精神的なものではなかったということです。

もう少し具体的に言うと、

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「運動によって脳内科学物質が活性化するため、エネルギーが湧き、不安が安らぎ、人との絆が深まるなど、さまざまな効果が得られる」
「精神の状態を改善するために用いる薬のほとんどは、神経伝達物質にはたらきかけるが、運動はそれらの薬と同じく神経伝達物質の量を増やす」
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つまり、運動によって脳が活性化することで、ストレスなどの不安や苦しみ、鬱、依存症、妊婦のホルモンバランスや老化にまで良い影響を及ぼすということだそうです。

更には、学校の授業開始前に運動を取り入れると学力が向上するという実験結果もあるようです。

脳の働きは、いまだに詳しくは分かっていないようですが、脳の中のセロトニンノルアドレナリンドーパミン、海馬やニューロンなどが運動により良い影響を受けているようです。

レーニングを継続してやっている人って、無意識的に運動が脳に与える影響というものに気が付いているんだと思います。

痩せたいとかマッチョになりたいというモチベーションだけでは何年もトレーニングなんて続けられないですよね、たぶん。

自分の意識の中の顕在的な部分では、見た目の変化であったり、扱うウエイト重量の増加がトレーニングのモチベーションになりますし、私自身もそういう顕在的な意識でトレーニングを行っていますが、トレーニングを習慣的に続けてる理由って、運動が脳に与える影響っていうのを、本人は気が付いていなくても、潜在的な無意識の中に組み込まれているんだと思います。

その証拠にトレーニーってみんな生き生きしてますよね。

肉体の変化を求めて筋トレしている人って多いと思いますし、私もその一人ですが、筋トレの本質って実は肉体の変化を求めるものだけではないのかもしれませんね。

私の友人に毎朝10キロ走っている人がいます。ただ走るのが趣味というだけでマラソン選手でもなんでもありません。走るのが嫌いな私からすると、意味が分からないのですが、やっぱり彼も運動することで、潜在意識の中で脳が活性化するということに気が付いてるんだなと思うと、毎日走り続ける理由にも納得ができます。

もうこうなると運動をしない理由はないのですが、筋トレは辛いから嫌だし運動する時間もないという人もいると思います。
そういうひとは、必ずしもハードなトレーニングをする必要はなくて、年齢や環境などの体の状態に合わせたトレーニングをすれば良いと思います。

意識して1日1万歩歩くとか、エスカレーターではなく階段を使うとか、そういうことでもいいと思います。
継続するのは難しく感じますが、意識してやり続けることで、自分自身の無意識(潜在意識)の部分にアプローチさせていけば良い訳です。

大事なのは人生における運動の優先順位を上げるということです。
運動が習慣化してしまえばあなたの勝ちです。
そしてそれが人生に良い循環をもたらすはずです。

最初の質問に対しての答えは、

「運動により脳を育てて、脳を良い状態に保ち、健全な肉体を得ることで安定した精神を養う。そしてそれを継続することで人生が豊かになる。」ということです。

さあ、運動していない人が始めることはただひとつ、トレーニングシューズのひもを結ぶことだ。

美ボディ&美ブレインで。