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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】川の流れに逆らわない『時間革命~1秒もムダに生きるな~』

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本書は、著者が何よりも大切にしている「時間」だけをテーマにした初の著書であり、最高の今を生きるための方法について書かれている。

著者は、時間の質を上げることをずっと考えてきたそうだ。それは、時間は人生そのものであり、時間の質を高めることが、人生の質も高くするからだ。

まず、時間には自分の時間と他人の時間の二種類があると言う。自分自身の一日を振り返り、自分の時間はどのくらいあるのかを確かめてみるといいそうだ。

例えば、他人の時間を生きていると、時間がとても長く感じ、それはストレスの原因になる。また好きなことをしている自分の時間は、あっという間に過ぎてしまう。そのように判断するとわかりやすい。

体感時間の長いものを人生から排除し、自分の時間でスケジュールをうめることで、人生の質は高まっていく。このように、自分の日常に時間革命を起こすことがとても重要なのだ。

また、著者を魅了してきた分野の一つに「ライフサイエンス(不老不死)」があると言う。最も時間を長く持つには、寿命を伸ばす又は生き続けることが最適だ。評者は、以前から人は死なずに生き続けることが可能だと考え、自分自身もそうなると思っている。

しかし、驚くべきことに、実際にそれが可能であったとしても、誰しもが長寿を望んでいないということがわかった。

評者は、ビジネススクールに勤めているため、専門家から不老不死の話を聞いた翌日に生徒たちへ「長生きしたいか」さらに「何歳まで生きたいか」とたずねると、「それほど長く生きたくない」という答えが意外にも多かった。そこには、現在の年齢は全くもって関係なく、20代でも、50代でも答えは同じだ。

それは、死ぬことも、生き続けることも選択することができることを意味し、自分の寿命は、自分の意志で決定できると考える。

また、著者の大ヒット作の一冊でもある『多動力』は、時間という観念からも一つのキーワードとなるが、実際に「多動」という意味を理解していない人が多いそうだ。本書では多動状態をわかりやすく解説しているため、今一度確認して再度『多動力』を読み返してみると、より理解度が深まるだろう。

『多動力』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2018/03/25/070000

『マンガで身につく多動力』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2018/04/01/070000

 

時間革命 1秒もムダに生きるな

時間革命 1秒もムダに生きるな