文系素養の人が、【AIとは何なのか、ディープラーニングとは何なのか】を掴むのに最適な一冊。
数々の仕事がAIに代替される未来を、悲観的ではなく
とても楽しみに感じることができた。
AIに『目』ができたことは大きな進化であると、東京大学の松尾豊氏が仰っているのを聞いていたが、今は『手』の開発が急速に進められているという。
人類の手が5本指であることの合理性、意味を感じ、できるだけその形に近づけているというから、面白い。
そして、ついに人型アンドロイドで、子どもの形をした「ibuki」が誕生している。子を持つ親としては、とても複雑な気持ちになった。もし、自分の子供が不慮の事故や病気で亡くなることがあったら、きっとこのibukiを自分の子供の身代わりとして可愛がるだろう。死を受け入れられないことの弊害がどこかにあるのではないだろうか。そんなことを思った。
それでも、新しいテクノロジーがやってくる未来はとても楽しみだ。自分の子供とは、社会にAIが実装化されていくプロセスを一緒に楽しみながら、過ごせたらいいなと思う。
なお、ディープラーニングG検定試験対策として、文系人間が読む最初の一冊目におすすめ。この本の最初の方に書いてあることは、実際に試験で出題されています。