人口増加率1位、地価上昇率は東京都や大阪府の約2倍、政令指定都市で唯一、5年連続で税収が過去最高、政令指定都市で唯一スタートアップ開業率が4年連続7%台、政令指定都市中で国際会議などの開催件数、8年連続1位。
これが現在の福岡市の事実である。そんな福岡市の市長が書いた本が本書である。
今日本中に若い市長が多く生まれてきている。高島市長も地方局のアナウンサーから36歳で市長になった。
本書を読んで感じだのはとにかく、自分の能力だけでなく、すべでをスケールさせること、ボトルネックを見つけ解決するのが上手い。
例えば、もとアナウンサーなので言葉の扱いが上手い。多くの人間は人に伝える時自分がしっかり考えていることをアピールするために、1から10まで話がちだが、高島市長はざっくりと伝えるのが本当に上手だと思う。ざっくりと分かりやすく使えると、人づてに物が伝わりスケールする。これは私も見習いたい。
また、熊本の地震では物資を皆が運ぶと、必要なものが必要なところに届かないと感じ、まずは物資を廃校に運んでもらい、その後必要な場所に的確に物資を運ぶ。また、十分集まった物資はSNSで持っていかないように呼びかけるなど、多くの人数の人間をコントロールするすべを身につけている。
SNSを使いこなすなど、高島市長は最新テクノロジーをリスクをとって次々と導入していくなどなど、この書評を通じて、広めたいこと、尊敬するべきことが沢山あるが、紙面が足りない。
とにかく本書は、リーダーなどに読んでもらいたい。もし、何か停滞を感じているのであれば、本書にはその停滞を取り除くやり方、どう変わるべきかが多く書いてある。物事を変えるには、バカ者、若者、よそ者が必要だ!!
- 作者: 高島宗一郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/12/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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