「メタ思考」や「俯瞰的に見る」事が大切だと巷ではよく耳にする。
だが、真の意味を理解している方はどれだけいるのだろうか。
不安な方はまず本書を手にとってみよう。
1つは答えを出す前に「なぜ?」と考えること。
そんなの知ってるわ!という方も多いかもしれないが、現場で実践出来ている人と自信を持って言えるだろうか。私はまだ言えない。
1つの課題に対して、
・そのまま対応する
・なぜ?と考えてから、対策法を考える
上記2つでは必ず答えが変わってくる。
明日から些細なことで試してみることをお勧めする。
もう一つは「隠れた共通点」を見つけることだ。
優れたアイディアは、一見共通点がなさそうな2点を結び付けている事が多い。
普段から「謎かけ」を意識してみると、隠れた共通点探しが捗るかもしれない。
類似書籍としては『メモの魔力』が近い。
事実を「なぜ?」で深め、別のアイディアや自身の行動に転用する。
本書に書かれている内容を、メモを使って鍛える方法が記載されているためぜひご一読いただきたい。
本書を通して、メタ思考とは「自分にツッコミを入れる」事だと感じた。
日本ではまだまだ自身の価値観や、世間の常識に凝り固まっている人は多い。
「本当にそうなのか?」ともう1人の自分にツッコミを入れてもらい、1人でも多くの人が凝り固まった状態から抜け出すことを願うばかりだ。
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/05/19
- メディア: 新書
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