本作はドラマ化などもされて有名だとは思うが、歴史上の英雄がバンバン出てきて戦争をするファンタジー作品である。
主人公は織田信長、那須与一、島津豊久それぞれ現実の世界から、何らかの手、理由によって異世界へと飛ばされる。
異世界はエルフ、オーク、竜、巨人などがいる物語のような世界。そこにやってきたものは「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれている。織田信長らはそこでその本来の性格からか国取りを始めるという物語だ。
本作の面白い点は例えば織田の軍略への天才性を書いたりしている点だ。織田の時代にはなかったマシンガンを見た織田は、固まって銃を撃つ時代ではない、槍兵など無意味、散兵がこれからは必要だなど、すぐに本質を見抜き戦い方を変える。
時代が違う武器や神話の世界のような能力、戦力格差があっても戦略を練りしっかり攻略していく、そこが読んでいてすごく楽しく爽快。政治や経済などにより世界が変わっていく様子も圧巻。まだ6巻だがこれからが楽しみだ。
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: Kindle版
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