本書は、著者の悩みでもある、おしゃれになりたいけど、どうしたらいいかわからない。という人のために、服に親しみをもってほしいという著者の気持ちにより書かれた本である。
そして、漫画というかたちをうまく使っているため、主人公の困った状況やコーディネートの仕方など、とてもわかりやすい。普段あまり漫画は読まないほうだが、一気に全巻購入してしまったほどだ。
そのストーリーは、同窓会の打ち合わせに来たかつての友達が皆「ちゃんとした大人の服装」であった。それにひきかえ、主人公は「コンビニへ行くような服装」で行ったため、自分にはファッションセンスがないと落ち込む。
もともと洋服に無頓着で「服を買いに行く服がない」と嘆く主人公に、優しい?妹がファッションの入門を教え、小学校の同窓会へ来ていく服を一緒に見つけていく。
「おしゃれはお味噌汁と一緒」これは、妹からのアドバイスだ。どういう意味なのかは、本書で確認してほしい。
さらに、各話の終わりにはMB's NoteとしてファッションバイヤーのMB氏が本書ですすめている、ファッションアイテムについて解説している。いまいちよくわからないファッション用語や、おしゃれのポイントなど、すぐに知りたい人は、ここから確認するのもいいだろう。
私服のコーディネートができなく、いつもスーツでごまかす人、部屋着のまま、または最悪の場合、寝ていたままの服装で外に出かけてしまう人。
さらに、服を購入するためのすべての工程が面倒で「選ぶ」「試着」「支払い」を「1秒で終わらせたい」と言う人。これらに当てはまる人には必読の一冊である。
- 作者: 縞野やえ,MB
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: コミック
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