HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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芸人ってエエなぁ。『革命のファンファーレ現代のお金と広告』

「大丈夫!いけるから!」。この一言で吉本興業の社長も幻冬舎の社長も知らないところで『えんとつ町のプペル』は無料公開された。担当編集者、担当マネージャーがこの話に乗ってくれたは「信頼関係」があったからだった。

本書は『えんとつ町のプペル』、『魔法のコンパス』などで大ヒットを飛ばしている面白絵本作家の西野亮廣による「現代のお金と広告」の話だ。もっとわかりやすく言うと、本書を含めた著作物をどう言う仕組みでヒットさせたかという解説書となっている。

その中で冒頭に述べた「信頼関係」の話が出て来た。人の首が飛ぶかもしれない無料公開を「信頼関係」のみでクーデター的に周りの人たちは参加してくれたという話だが、その時に著者が書いた一言が全てだと感じた。
“当然、その時に、誰かの首が飛んでいたら、ぼくがアルバイトしてでも何でも一生養って行くことは決めていた。”
さらっと書いてある一言だが、もし何かあっても助けてくれると思うほどの信頼が著者と担当者の間では築けていたのだろう。結局仕事をするのは人となので信頼関係を築くことが上手く仕事をする上では欠かせないと言う。

本書は、現在変化が早過ぎて誰もがついてこれていない、お金の正体について一番分かりやすく書かれている本だ。本書を読めばお金は信用を数値化したものだということが腑に落ちるだろう。

最後に本書で最も印象に残った文章を書いて締めることにする。
“25歳で車を2台乗り回して、モデルやアイドルとエッチをして、都内に大きな家を買った。芸人ってイイぞ。”
芸人ってエエなぁ。

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 
魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 
えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

 

 

読み終えた瞬間に涙と震えが止まらなかった...『革命のファンファーレ』

「最近の若いヤツは・・・」とかいう年配者がよくいるが、そいった若者世代への批判は、そのほとんどが「進化への乗り遅れ」に他ならない。もし、その言い分が正しければ人類なんてとっくに絶滅している。だから年下を肯定することは正しいことである。

さらにいえば、少子高齢化により、若者世代の希少価値が高まり、会社で、今、なお存在している「年功序列」なんて、完全に時代遅れの代物ではないのか。

著者が絵本「えんとつ町のプペル」の全ページをインターネットで無料公開したときの、話題は記憶に新しいと思うが、たくさんの批判が寄せられた。「労働に対してのお金を支払ってもうのは当然の権利だ!無料はおかしい!」なんだか正論っぽい。でもこうした意見が続々と無料アプリの「ツイッター」で届いた。言うまでもないがこの人たちはツイッター社には1円も払っていない。

しかも、そのニュースを仕入れる際に利用したであろうグーグル社やヤフー社にも払っておらず、彼らの言う「労働に対してお金を払うべき」を、彼ら自身が盛大に破っている。

また、「人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機はいつだって『確認作業』で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない」例えば、モナリザもグランドキャニオンも教科書やパンフレットで見ている。それを実際に見に行ってることだけにすぎない。

つまり、「人はけっこう冒険をしないものですよ」と、そういう話だ。

行動することに、勇気は必要ない。子供の頃に一人で電車に乗れなかったのに、今、あなたが一人で乗れるようなったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。「電車の乗り方」という情報を手に入れたからだ。一歩踏み出すために必要なのはポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。もっともっと自分のアンテナを張って情報を仕入れた方がいい。

最後に、情報は行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。

さあ、行動起こそう。

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 

 

 

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 

 

 

えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペル

 

 

HIUメンバーがおすすめする読書に関する本6選

堀江貴文イノベーション大学校のメンバーがおすすめする読書に関する本をまとめました。

 

・アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"

アクション リーディング 1日30分でも自分を変える
 

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外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

 

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 ・一流の人は、本のどこに線を引いているのか

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

 

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 ・リーダーの教養書 (NewsPicks Book)

リーダーの教養書 (NewsPicks Book)

リーダーの教養書 (NewsPicks Book)

 

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 ・死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

 

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 ・平成のビジネス書 - 「黄金期」の教え (中公新書ラクレ)

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係長マッキーさんに会いたい『攻めるロングセラー パインアメ「中の人」の心得』

本書はパインアメツイッターアカウントの中の人の著書だ。パインアメという伝統と信用ある商品ひいてはその会社であるパイン株式会社の顔という立ち位置でありながら、顧客とのコミュニケーションは攻めている。

この“攻める”ということができるのも、中の人である係長マッキーの人柄や努力が成せる技だとは思うが、何よりパイン株式会社の懐が深い。およそ一般常識という狭い価値観を持っていたら、“洗濯祭に参加する”ことも、“激怒Tシャツを作る”ことも、“一人の芸人に業務用パインアメの袋を10袋送りつける”こともきっとできないだろう。

一見アウトプットだけに目を向けるととてもアクロバットな施策ばかり映るが、奇抜なことをすること自体が目的ではない。そこにはロングセラーだからこその危機意識があった。ロングセラーはそれだけ長年の間多くの方に愛されている証拠だ、実際パインアメは1951年から販売され売れ続けている。一方で新しい商品ほどのインパクトを出すことは難しく、信用を無くしてしまった時は全てが失われるリスクさえある。何もしなければ緩やかに衰退していく、そんな事例はいくつも思いつくのではないだろうか。

本書は“ロングセラー”言い換えれば“長く愛されてきた”人やモノの次の一歩をどのように踏み出すかを説いた指南書だ。今まで築いてきた信用は本物であり、簡単には揺らがない。だからこそ、その信用に応えるために何を大切にすべきか、本書では中の人の体験を元に語られている。本書を読み係長マッキーさんの考えに共感したのであれば、共感した分だけパインアメを舐めよう!

 

攻めるロングセラー (パインアメ「中の人」の心得)

攻めるロングセラー (パインアメ「中の人」の心得)

 

 

ドンペリより麦茶が美味い『東大から刑務所へ』

東大で勉強したお二人が、学校では学ばなかった教え「ムショの教え」について対談形式で語られている。

刑務所ライフは、とても辛いものだろうと誰でも想像はつくが、実際のところ刑務所ごとに様々な違いがあるようだ。中でも、グルメなお二人にとって欠かせない食事について、多く語られている。

刑務所の食事とは、全国統一で学校給食のようなものだと勝手に想像していたが、

お正月はおせち料理、お雑煮
年末年始は、テレビ三昧で「特食」と呼ばれるオヤツつき
土曜の丑の日は、うなぎ
クリスマスには、ケーキ
一ヶ月に一回はビーフストロガノフ系

年中行事を、忘れないための配慮とも思える食事がでるところもあれば、

「健康のために塩分を減らした」という
白湯のような味噌汁
ブルーベリーが一粒のった薄く、倒れるケーキ
古古米を使ったようなご飯

食事は、自由が制限されている中での最大の楽しみであるだけに、どこの刑務所に入るかで、明暗を分けるようだ。

刑務所に入ることにより、人生は大きく変わってしまったが、
人間万事塞翁が馬」、
「刑務所に入って良かったと思っている」
と語れるお二人は、やはり真のエリートに違いない。

刑務所内で学んだ人生の表と裏、人生を強く自由に生きる極意が学べる一冊だ。

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

差し入れ必須の刑務所生活『東大から刑務所へ』

大多数の人は入ったことのない刑務所。刑務所での生活を体験した二人の対談形式で語られている。

拘置所に入ることになった経緯から刑務所での生活まで、ざっくばらんに語られているが、その中で出てくる頻度が大きかったのが差し入れの話題だ。

拘置所では、床が固いのと冬は寒いので分厚い座布団の差し入れがすごく助かったことや、殺風景な部屋なので生花があると気分が晴れてよかったなど。

刑務所では、情報が少ないから他愛のない手紙でもすごくうれしいとのこと。またエロ本の差し入れもOKだったりする。

友人が刑務所に入ることになったら差し入れにいこう。

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

刑務所あるある満載『東大から刑務所へ』

本書は『東大から刑務所へ』という似た?経歴を持った実業家の堀江貴文氏および大王製紙前会長の井川意高氏の対談を書籍化したものである。

東大出身も刑務所経験者も珍しいと思うかもしれない。しかし、センター試験受験者が40万人に対して東大の枠は4000人、つまり1%が東大であるし、犯罪者率もGoogleで検索したところでは2%とでてきた。共にそれほど遠い世界の話ではではなさそうだ。

さてその両方の経験を持つ2人の対談であるが、2人の刑務所あるあるトークが実に面白い。刑務所グルメあるある。刑務官あるある。刑務所でどんな仕事した?。拘置所派?刑務所派?。刑務所での性事情。差し入れで嬉しいものは?。どんな時に涙した?。お菓子、麦茶は最高。刑務所の長い夜。

当たり前のように話すあるあるネタがいちいち想像を超えてきて、まさか本書でこれほど知的好奇心を刺激されるとは思わなかった。

そして、最高なのが堀江氏による「おわりに」である。おそらく7月30日のロケットの打ち上げ後、その気持ちが収まらぬままの熱い思い、収監前からの変わらぬ熱い思いが書き綴られている。「おわりに」は何度も何度も読み返してしまった。

堀江氏はこのような熱い思いを持っているからこそ一時は犯罪者と日本中で騒がれていたとしても、多くの人を惹きつけ多くの事業を起こすことができているのだろう。

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

残念ながら日本はヤバい国『東大から刑務所へ』

本書は“元東大生且つ元服役者”という、貴重な体験をしている二人の対談だ。東大と刑務所という対極に位置する環境だが、本書を拝読すればこの二つは別世界のものではなく、地続きで繋がっていることがわかるだろう。

どのような場面においてもそうだが、満場一致の正義などは存在しない。正義か悪かは白と黒の二色で明確に別れている訳ではなく、灰色で繋がっている。灰色の中でどこまでが許せる範囲でどこからがそうではないのか、それはどのように決まるのか。この国では人の意志が介入する余地が非常に大きい。あなたの周りでも思い当たる節は少なくないのではないだろうか。公平な審判などはされず、人によって、人の作り出すムーブメントによって引かれる線の位置は変わる。著者二人の逮捕に対しての納得度の低さからも伺えるだろう。

残念ながら日本はヤバい国だ。自分の正義に基づき正しい行動をとっていても、他者の正義によって悪と認識されてしまえば人生は一瞬にして急転する。何かを生み出す力よりも、何かを潰す力の方が集合しやすい。個人においては他者の正義ほど厄介なものはない。元東大生という肩書きや、過去の実績は思うように信用として機能はしづらく、その時他者の正義によってどこに線が引かれるか、それが個人の未来を変えるのだ。

本書は物事に境界線は無いことを示唆している。境界線は誰かが決めるのだ。通常は自分自身で決めていくものだが、時として他者によって引かれる場合がある。あなたにとっての白は誰かにとっての黒になる可能性がある。人の判断などとても曖昧であることを本書は教えてくれるだろう。

 

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

今、苦しみの真っ只中にいると感じる人への一冊『東大から刑務所へ』

普段「刑務所生活」を意識する人はほとんどいないだろう。自分には関係のない場所だと思う人にこそ読んで欲しい。塀の中での生活が赤裸々に語られている。この本の言葉の中で特に印象的だったのは「刑務所では前を向いてはいけない。後ろを数えろ。」という井川さんの言葉だ。刑期はまだあと2年もあるなと思うと気が遠くなるけど、「もう三ヶ月すぎた。もう半年も過ぎた。一年が過ぎたぞ。」と後ろを数えると精神的にグッと楽になるらしい。そんな刑務所での生活の過酷さは読んでいて苦しくなる。

そして、文中でホリエモンが「この国では一歩間違えれば、誰もが刑務所の中に行く」というような現実を突き付けられる。
そうやって過酷な荒波を乗り越えたお二人の言葉はとても重い。とくに、ホリエモンの「おわりに」は必読。
日常に苦しい事がある人や、自分の不幸を嘆く人はたくさんいるだろう。しかし、刑務所生活を考えれば、どんなに自由で恵まれているのかということに気付く。過酷な時を過ごしたホリエモンが言う「人間は必ず再び立ち上がれる。」と。この言葉をこの人ほど身をもって教えてくれる人はいないのではないか。
「ゼロ」を読み終わった時と同じように「よし、頑張ろう」という気持ちになった。

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

 

 

エロ本の差し入れはOK!『東大から刑務所へ』

本書のタイトル「東大」「刑務所」自分とは、程遠い分野であり、そういった世界があるのだと理解しながら読み進めた。

刑務所内は厳格なルールがあるようで、一方では緩い部分もある。外部からのエロ本の差し入れは良いそうだ。童貞ライフが続くわけだから、そういうのは許されるということだ。だが、女子高生モノを差し入れしてくる迷惑な方がおり、そういうジャンルは刑務官にブロックされるそうだ。

さらに、日本の条例でもおかしなことがある。民法では女性は16歳から結婚できるのに、条例では18歳未満の子とエッチしちゃいけないというのはおかしい。憲法と淫行条例にミスマッチが起きていることとなる。

東大に入るということは長い時間、勉強に費やせばいいというわけではない。受験勉強にテクニックさえ工夫すれば、誰だって点数を取れる。センター試験なんて、あんなものは過去問題を10年分丸暗記したり、ポイントになる問題集を全部丸暗記すれば高得点が取れるようになる。

堀江貴文、井川意高、二方とも東大そして、企業のトップとして君臨した後、刑務所の世界へと転落した。かつてない苦しみや、苦難を経験したであろう。その様々な感情や葛藤が生々しく表現されており、その中で明日への希望を持ちながら日々過ごしている内容をつづられている。

 

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)

東大から刑務所へ (幻冬舎新書)