HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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死なずにどこまで行けるか!?『DRAGON BALL外伝 転生したらヤムチャだった件』

主人公はドラゴンボールが大好きな高校生。ある日の帰り道、階段から転落。目覚めればヤムチャとなっていた。しかし、高校生は全て知っている。このままでは自分は栽培マンに殺される。可愛いブルマはベジータにとられてしまう。

本作は最近流行の異世界転生モノ、ドラゴンボール世界転生モノである。終始ヤムチャ愛、ドラゴンボール愛に満ちており、絵のタッチも原作に非常に近く違和感は全くない。

設定を理解していればどうすれば死なずに済むか。ヤムチャベジータが来る前にナメック星に行き、眠れる力を引き出してもらい、修行を受ける。仙豆は後半では少なくなることを考え、あらかじめ大量に保持するなど、あらゆる手を尽くし活躍する。しかし、やっぱりサイヤ人と人間の違いを痛感してしまう。

単なるギャグ漫画と思いきや、ストーリーは非常に面白く、ドラゴンボール愛あふれる作品となっている。ドラゴンボール好きにはオススメである。ドラゴンボールを知らない人に難しかもしれないので先にドラゴンボールを読もう。

幸せに生きるための教科書『 中くらいの幸せはお金で買える 』

「幸せはお金で買えるか」というと論争が起きそうなテーマだが、本書では、お金の使い方により、継続する幸福感を得るための18の方法を教えている。

「あなたは今、幸せですか」

世界43ヵ国の国民に対し、幸福度についての調査を行った。その結果、日本人の幸福度は先進国の中で最下位にランクしている。 おそらく、これは誰でもどこかで聞いたことがあり、自分の人生を考えてみても、納得している人も多いだろう。

日本は他国と比べて豊かであり、便利であり、食事情も優れている。安くてもおいしいものや、いいもの、いいサービスを受けられる。多くの人はそれほどの高収入を得ていなくても、身の回りのもの、欲しいものも購入でき、他国と比べゆとりのある暮らしをしている。さらに第一に安全な国である。ではいったいなぜ、このような国で暮らす日本人は、幸せではないと感じている人が多いのか。

著者によると、まず「幸せ」には、3種類ある。自分の夢を実現した時に得られるような「大きな幸せ」、席を譲り感謝された時に感じるような「小さな幸せ」、そしてうまくお金を使うことにより幸福感が増幅できるのが、「中くらいの幸せ」である。日本人が幸福を感じられないのは、お金のありなしではなく、お金の使い方にあるようだ。

日本人の多くは、有名人の真似をして同じものを購入したり、次々と新製品を手に入れたり、人気のブランド物を買ったり、話題のスポットに並んだり、流行りに乗ることで、幸せを得られると思っている。自分のほしいものを買う、行きたいところに行くのではなく、人と同じものを買い、人と同じことをすることにより、安心感を得ようとしているようだ。

さらに、日本の問題点は、モノにしか価値を認めていないことである。家の中にモノが増えていくことが、幸せや満足に繋がると思っている人が多い。 確かにどんなに欲しいモノでも、手に入れた瞬間や、その後の短期間は大きな喜びがあるが、その時の気持ちはやがて薄らぎ、また別の新たなモノへと気持ちが移り、それが繰り返されていく。そこには、いくらたくさんのモノに囲まれたとしても、幸せにはなれないという事実がある。人々の幸福度が低い理由は、まさにここにある。

では、著者が教える「中くらいの幸せ」を得るためのお金の使い方とは?それは、「人との絆を結ぶ物語にだけお金を使う」=人間関係にお金を使うことだ。

ブランド物を買うことも、一見、物語を買うように思えるが、これは自分の物語ではなく、ブランド会社の物語を買っているにすぎない。

「物語を買う」という例を本書より一つあげると、多くの英国紳士は、スリーピースのスーツを作り、さんざん自分が着た後に、息子のジャケットに仕立て直し、さらにベストに直して孫にプレゼントするそうだ。きちんと愛情を注ぐことにより、「モノ」は物語を紡ぐメディアとなり、他社とのコミュニケーションに多大な影響を与える。このようなお金の使い方が、幸せを感じさせる。

お金の使い方は、学校でも家庭でも習うことはなく、どう使ったらいいのかと考える機会もなかった人が多いだろう。
本書の18の方法の中から、自分にあったお金の使い方を学ぶことにより、自分の人生をより幸せへと導くことができるだろう。

 

 

中くらいの幸せはお金で買える (単行本)

中くらいの幸せはお金で買える (単行本)

 

 

うそやん、マジで?『ビジネスモデル症候群 なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?』

俺のイタリアン、ブックオフQBハウス、、、綺麗なビジネスモデルを見ると惚れ惚れする。私もこんな素敵なビジネスモデルを考えたい、関わりたいと思った経験を持つのは私だけではないだろう。本書はそんな意識高いモラトリアム人間達に目がさめる一撃をくれる。

“ビジネスモデルを考えれば考えるほど、起業は失敗する可能性が高くなる”
その根本になるものがアイディアによるバイアスだ。アイディアを持った瞬間に人はビジネスモデル症候群に感染してしまう。自分本位になることの危険性を理解している人ほどバイアスがかからないよう、周囲に意見を求めバランスを取ろうとする。しかしその時点ではもう遅い、アイディアは受け取る情報そのものにバイアスをかけてしまう。本人はフェアに情報を収集しているつもりでも、実は自身のビジネスモデルを肯定する情報しか耳には入れていない。否定やそのビジネスモデルを根底から覆してしまうような情報には、無意識に耳を貸していないのだ。

“ビジネスモデルが無いのにどうやって起業すればいいんだ?”
そう思うだろう。しかし、有名なビジネスモデルを持つスタートアップの多くは、実は初めからそのビジネスモデルを持っていたわけではない。わかりやすい事例の一つがAirbnbだ、書籍も発行しているのでぜひ調べてみてほしい。
机上にさえ無い空論でビジネスモデルを練り込むよりも、まずはスタートダッシュをかけてしまうことが、きっと一番良い選択肢なのだ。

本書はビジネスモデル症候群に感染してしまう原因が個人だけにあるとはしていない。良い起業家を育成しようという、外部環境の影響が強いとしている。決して誰にも悪意があるわけではないにもかかわらず、好意の掛け違いによってもビジネスモデル症候群は蔓延している。漠然とでも起業を検討している方・・・いや、漠然としている今だからこそ、ぜひ本書を手に取ってほしい。ビジネスモデル症候群 ~なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?

ビジネスモデル症候群 ~なぜ、スタートアップの失敗は繰り返されるのか?

HIUメンバーがおすすめする経営に関する本7選

 堀江貴文イノベーション大学校のメンバーがおすすめする経営に関する本を集めました。

 

さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)

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魚屋の基本―――角上魚類はなぜ「魚離れ」の時代に成功することができたのか?

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星野リゾートの事件簿

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C. クリステンセン 経営論――ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー

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知識創造企業

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一勝九敗 (新潮文庫)

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安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 (文春新書)

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『幽☆遊☆白書』はどの様にして生まれたのか『先生白書』

本作品は『幽☆遊☆白書』〜『レベルE』の時期の冨樫先生の元アシスタントによるエッセイ漫画である。どんな環境で作品は生まれたのか。冨樫先生の漫画に対する情熱が明らかとなる。

冨樫先生こと冨樫義博は日本の漫画家である。代表作は『幽☆遊☆白書』、『レベルE』、『HUNTER×HUNTER』など、どれもアニメしていて、どの作品においても熱狂的なファンが多い。しかし有名なのはとにかく休載が多いということだろう。2011年には2年以上休載し、近年では9話だけ書いて長期休載など、、、。評者も大ファンであり苦しめられている。

さて、本作では元アシスタントが冨樫先生を描き、その中での先生のキャラクター、思いが伝わり非常に面白い。

漫画を描き、ゲームをし、麻雀をしアニメ化で喜び、『幽☆遊☆白書』の終わりが決定しみんなでやりきり、打ち上げをしたり。とにかく、本作品では淡々と漫画家の日常が描かれる。

冨樫先生のファン、あるいは作品のファンの人は是非本書を読んで欲しい。冨樫先生のキャラクター、そして作品への情熱が分かるだろう。そして読後はどうしても読みたくなるので『幽☆遊☆白書』もセットで買っておくことをお勧めする。

先生白書

先生白書


 

活動は全て「価値」である『お金2.0』

活動は全て「価値」である『お金2.0』本書は、今現在のお金のあり方から、今後、どのような仕組みで時代と共に変化していくかを紐解いていく。

まず、世界中の金融マネーは投資先を探してさまよっている。もう利回りの良い金融商品などなくなってきているため、お金はあるけれど、使う対象がないといった状況だ。

だから、資金調達が容易な環境にあるため、相対的にお金の価値そのものが下がり続けている。逆に増やすことが難しい、信頼や時間や個性のようなお金では買えないものの価値が、相対的上がってきているともいえる。

要するに、社会的に価値ある取り組みは利益を出しやすくなってきている一方で、利潤のみを徹底的に追求する事業は短期的な利益を求めすぎて消費者に避けられてしまうか、過剰競争に巻き込まれて長期的には収益を出しにくくなっているような気がする。

そうなると、数十年後には「営利」と「非営利」という区別はなくなり、活動は全て「価値」という視点から捉えられるようになってくるでしょう。そうなれば、お金がただの「ツール」であることは語る必要がないほど浸透して常識になっている。

今後は、私たちがお金について特別な意味を感じていた最後の世代になってもおかしくはない。そういった未来の到来を早めることこそが、私たち世代の仕事ではないだろうか。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

男性にも当てはまること多いです『専業主婦は2億円損をする』

日本にあるジレンマの多くは、“こうするべき”という圧力と差別によって生み出されていると本書を読むことで改めて気づく。現代は幸せが多様化していることなど認識しているものの、そこに社会の制度は追いついていない。“知っていることとできることは違う”とは教育の機会でよく耳にするが、その典型だろう。

日本の企業で女性が活躍することは難しい。当然活躍する女性はいるが、おそらく量や質そして数の努力は周りの男性と同じではなかったはずだ。例えばリーダーとしてチームをまとめることが“活躍”の一つに挙げられるが、それを推進する厚労省の室長クラス以上の幹部の女性比率でさえ6.5%(5人)だという。私は気づかなかったが、以前掲げていた(気がする)女性管理職3割の目標はこっそり撤回されていたらしい。

女性が活躍しづらい理由の一つは出産後に待っている環境の変化だ。日本の企業に圧倒的な男女格差があることは、女性は実感としてお持ちではないだろうか。日本の企業は社員の評価を例えば残業時間などの忠誠心ではかる。きっとどれだけ首を縦に振ったかも無意識に査定に影響しているのではないだろうか。そのような江戸時代のモノサシが残る中、出産後の女性に与えられる仕事は“マミートラック”だ。働く機会は保証されるが、そこにキャリアアップの観点が入っているとは到底思えない。この状況に気づけない理由は管理職のほとんどが男性だからだろう。

本書は上記の仕事を含め、結婚や子育てなど女性の分岐点を中心にそのジレンマに触れている。当然男性にも共通して当てはまることも多く、パートナーの理解を深める意味でも男女ともに手に取ってほしい。人は“人的資本”、“金融資本”、“社会資本”と大きく3つの資本を持つことができる。その3つの組み合わせから人生は8のパターンいずれかに分類される。あなたはどのパターンに属するのか、そのリスクは何なのか、まずはそこをきっかけに本書を読み進めてみてはいかがだろうか。

専業主婦は2億円損をする

専業主婦は2億円損をする

週刊PVランキング【2017/11/26-12/02】

1位 時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS

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 2位 君はどこにでも行ける

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 3位 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)

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 4位 理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件 (朝日新書)bookrev.horiemon.com

 

5位 なぜ中国人は財布を持たないのか (日経プレミアシリーズ)bookrev.horiemon.com

 

6位 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)

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7位 紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)

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8位 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)
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9位 人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話

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10位 限界集落株式会社 (小学館文庫)
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ちょっとした気づかいで、一流の人になれる『 一流の人のさりげない気づかい 』

相手のために、良かれと思って行った気づかいでも、そこには一流の気づかいと二流の気づかいがある。単に気づかいさえすればいいということではない。あなたはどちらの気づかいをしているのだろうか。

そもそも気づかいは、相手にお世辞を使うことではない。相手だけを喜ばせて、自分が犠牲になることでもない 。相手も喜び 、自分もやりがいが生まれる。これが気づかいだ。

中でも最高の気づかいとは、相手に気づかれないことである。相手に気づかれるためにする気づかいは、これ見よがしだ。これ見よがしな気づかいをする人は、相手に気づかれない気づかいをしなくなる。さらに、普段気づかいをしない人は、 一緒にいる人の気づかいに気づかず、ありがたみがわからなく、感謝の気持ちがなくなっていく。

しかし、気づかいをするチャンスは沢山ある。例えば日常の面倒くさい状況、 相手と違う意見を言う時、 周りがイライラしている時、緊急事態の時。 ピンチだと思う状況こそ、ちょっとした気づかいでそれがチャンスに繋がる。

例えば、誰でもできるような簡単な作業や雑用を頼まれた時、二流の人は、作業が終わると「できました」で終わる。そんな時、一流の人は常に改善点はないか、より良くするにはどうしたらいいかと考える。「もっとこうすればよくなるのでは」と常にアイデアを持っていることが大切だ。誰でも気づかいのある人と一緒に仕事がしたいものだ。そういう人が仕事のパートナーに選ばれる。

著者は、一流の気づかいができるようになるためには、場数を踏むことだ。どんどん使っていくことが大切だと伝えている。

本書は一流になるための74の気づかいのポイントが書かれている。世の中を上手に生き抜くためのコツがここにある。

さりげない気づかい、できていますか。

一流の人のさりげない気づかい

一流の人のさりげない気づかい

お金はただのツールだよ『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』

フィンテックビットコイン、シェアリングエコノミー...。インターネットにより情報のあり方、コミュニケーション、そしてお金のあり方が変わってきた。本書はタイムバンクを発明したメタップス創業者によるアップデートされた新しい経済に関する本である。

お金がアップデートされ、現実では色々とすでに不具合が起こっている。これまで会社の未来を予測するためには資産が一目でわかる財務諸表を用いてきた。しかし、そこには資産とは認められていない人材やデータの情報は載らない。しかし、FacebookGoogleではデータや優秀な人材が資産である。どちらを失っても会社に未来はない。このように既に世界中のIT企業の未来は財務諸表では予想できない。

IT企業では優秀な人材を集めるために福利厚生を良くし、満足度をいかに高くするかに力を注いでいる。またそんな優秀な若者は生まれた時からインターネットがあったデジタルネイティブである。あらゆるものが満たされた世代であり、お金やモノよりも「価値」が重要な世代である。人生の意義や目的など新しい仕事を作るのではなく新しい意義価値を作る世代。優秀な人材は価値を与えてくれる会社へいく。つまり、これからの時代は他人に価値を与える人になることが大切だろう。

世界は儲かることを考える時代から情熱を傾けることを考える時代へと進化している。今後はトークンネイティブが生まれて来るだろう。彼らにとってはお金=ツールは当たり前だ。お金のことを誰よりも考えてきた著者によるアップデートされた新しい経済システム。未来を生き抜くためには本書は必読だ。

 

 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)