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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】少年院と境界知能の闇『ケーキの切れない非行少年たち』

<問題>丸いケーキを3人で公平に分けて食べる場合、どうやって切ったらいいでしょう?

少年院には認知能力が低く、このような問題さえわからない非行少年が多くいるという。書評
タイトルの「境界知能」とはIQ70〜84の範囲を指す。それは、全体の約14%。35人のクラスだとその中の約5人の割合である。

そうした少年たちの中には、少年院にきた際「楽しそう」と言う者もいるそうだ。どういうことか? 彼らは「少年院に入る」ことの意味がそもそも理解できていないのである。それは、更生も困難を極めることと思う。

『「子供を殺してください」という親たち』の鈴木 マサカズ氏が絵を担当している。『「子供を殺してください」という親たち』では家族の苦しみが多く描かれていたのに対し、本書では境界知能者本人の苦労が描かれる。
https://bit.ly/3Se7xLz

最近ニュースやSNSで話題の闇バイトに関与する描写もある。そのような行為に手を染めてしまう者の多くも境界知能者が占めるのではないか?と考えてしまう。

<正解>ベンツマークのように切る