「雨降りそう」「古傷が痛む」「なんだか頭痛い」と‘なんとなく’感じることがないだろうか。かく言う論者も台風が近づいてくると頭が割れるように痛くなる。根性では治せないのだ。改善方法があると聞いたら、ぜひとも教えていただきたい!
論者の頭痛は天気予報士より正確なことが多い。台風が近づく前に気圧の微妙な変化で頭痛が教えてくれるのだ。有難迷惑である。
著者は日本慢性疼痛学会認定専門医であり、天気痛ドクターとして天気痛・気象病外来を行っている。病気でも未病でもない、天気(気圧・気温)の影響を強く受けて発症する症状について気象病として、解説し解決法を教えてくれる。著者の研究では、内耳が敏感な人、自律神経が不安定な人がハイリスクであるそう。この著書は気象病が起こるメカニズムやデータを提示し、気象病を起こさないためのマッサージや体操、栄養素、汗をかく習慣などの対策を教えてくれる。ハイリスクであるのであれば、気象病を発症しないように対策を練ることができるのだそう。これは試すしかない!対策ってめんどくさかったり、難しいんでしょう?と思うかもしれない。
が!実際はそんなに難しい工程ではない。例えば内耳が気圧の変化に影響を受けないように耳の周りをマッサージする程度でいいのだ。これは実行できるかもしれない!そう思わせてくれる。他にも対策はいろいろ書かれている。
この著書を読むと、決して怠けているわけでも、根性がないわけでもない、と自信をもってこれから言えるようになるわけだ。そして自分の症状も軽減出来たら一石二鳥ではないだろうか!