著書名を見たとき、とても気になった。巷に溢れているのは「働く女性のためのドクター」「おなかやせ」「ぐっすり眠る方法」「健康は腸から」など女性雑誌に特集で組まれているものばかりを見ていることに気が付いたからだ。男性や、パートナーを気遣う方にはぜひ手にとってもらいたい。健康とは日々のきづかいである。
毎日残業し、付き合いで毎晩外食し、帰宅は夜中過ぎが、かっこいいという時代は終わった。長生きではなく健康寿命をいかにのばし人生を謳歌するかがこれからの時代で必要なのである。仕事を最高のコンディションで行うためには、未病への関心が必要なのである。つまり、病気になってからでは遅い。著書では、デジタルとの付き合い方から、糖尿病・高血圧などの生活習慣病の予防はもちろんのことアンチエイジングまで書かれている。男性もアンチエイジングの時代なのねと思ったら、女性が必死にアンチエイジングをしいかに日々努力をしていることも少しは理解してくれるようになるのかな?と思ってしまった。
著書内で性感染症について多くを割いていることが印象的であった。性的関係においてどちらが気を付けるべきだと言うつもりはない。ただ、親密な関係だからこそ、自分の身体をしっかり理解し、相手と共有することが、相手を大事にすることなのではないか?とおもった。Actions speak louder than words.である。
新型コロナウィルス感染拡大が続く中で働き方そのものに大きな変化があった方も多いだろう。だからこそ、今自身やパートナーの健康を考えてはどうだろうか?そんなメッセージが込められている気がする。