HIUの情報誌、SALON DESIGN。その編集部がオススメするライティング本、第二弾である。
本書は編集者視点での文章術だ。てにをは含む文章基礎力から始まり、段落ごとの文章表現力、文章全体の文章構成力を解説してくれる。巻頭にはそれぞれの要素が満たされているか確認するチェックシートが付いており、文章の良し悪しを機械的に判定できる。
本書を通じて一貫して述べられていたのが「文章術は後天的に身につけられる」ことだ。才能が無くても諦めなくていい、ポイントを押さえれば誰にでも書けるのだよ、と。具体的な話は本書に譲るが、才能が無くても適切な努力をすればあなたも良い文章が書けるのだ、と背中を押してくれる本だった。
オススメするのは言うまでもなく、ライティング力に自信がない方々だ。具体的なアドバイスの数々は、ライティングする上で強い味方になってくれる。ちなみに前回の「言葉ダイエット」はビジネスメールを書く人も読んでほしいと言ったが、本書はどちらかというとライター志望の人が適していると思う。
ぜひ一度手に取って、自分の文章をチェックシートで採点してみてほしい。