HIU会員が制作を手掛ける小雑誌『SALON DESIGN No.07』
HIUが新時代を楽しく生きるサロンであるのと同様に本書も新時代を前向きに生きていく為の情報が満載だ。
特に印象的なのは個人向けゲノム解析ベンチャーを展開する高橋氏と堀江氏との対談だ。
予防医療は未来軸の話なので、自分事として考えることが難しい。興味を引くには「共感、そして自分事できるストーリーが必要」という話をされていた。
私も今年の3月に著書『税理士試験 この勉強法がすごい(中央経済社)』を出版した。執筆中、担当編集と何度も話し合ったのが読者が「自分でも出来る」と思えるハードル設定だった。
特に合格体験記の場合、良いことや綺麗事を書きがちである。しかし失敗談や著者のハードルを下げることにより読者は親近感を持ち読んでくれる。知らず知らずのうちに「共感」を目標として執筆していたことに気が付いた。
そして「共感」はセールスを始め人が関わる様々なことに応用できるだろう。
「共感」の話題以外にも本書には今を前向きに生きるためのヒントが満載である。
HIUは新時代を前向きに生きるサロンであり本書はHIUを体感できる一冊だ。
もし漠然と今への違和感があるのであれば是非本書を手に取って欲しい。