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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】過度な自由が、民主を侵している!『自由が民主を喰う』

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自由と、民主の定義を確認していく。自由とは、他人から束縛を受けず自分の思うままに振る舞えること。また、守るべき価値そのものである。民主とは、人民が主権をもち行使する政治こと。自由を守る手段である。グローバルな自由、ナショナルな民主。そのギャップによって世界は悩まされている。本来は、自由を守るべき方法として民主があるはずである。しかし、そのバランスが崩れており自由の暴走により、民主が侵されているのではないか。

著者が最も言いたかった事は、人間1人1人を中心とした自由と民主の価値を見失うことなく、両者の関係を見極めながらアクセルとブレーキを踏み分けていくこと。また、少しづつ仲間意識を広げていく努力を続けていくことで、自由で平等な世界を作っていけること。

中国は、リーマンショク・コロナ後の対応が迅速であり、自国への影響を最小限に抑えることに成功した。しかし、今後他の国々が中国のような政治を行うのは、望ましくない。私、自身も監視国家の元で生活していきたくはない。1人1人が幸せを守っていく為にも、自由・民主のあり方について改めて考えるべきだ。