まず、読書に関する文を紹介する。
ライトノベル、ハウツー本、金儲けの本、そうしたものを読んで成功した人はいない。
その通りだと思う。それは本を読んでいて少しも成長しない私が一番よくわかっている。
本書のタイトルは「希望を持とう」である。
なぜ、希望を持とうと言うのか。それは、私たちが「希望」ではなく、「希望」以外のものを持ちやすいからである。それは「悩み・不安」などのことである。
そこでこんな一文を紹介する。
自分の心の内側ばかりを見つめようとするのはやめたほうがいい。私も大学時代は、ほんとうの自分とは何か、などと日々悩んでいた。だが、社会に出ると、毎日「会社がつぶれる」、「家族や社員が路頭に迷う」といった不安にさらされ続けた。そこで気づいた。
“自分の内側を見つめていても、結局、何も生まれないし、解決もできない”
“解決できないことを悩む時間はもったいないし、無駄。精神的に不健康”
本書のタイトルは「希望を持とう」、言い換えるなら「過度な悩み・不安は持つな」である。
どうせ明日も、明後日も、来年も、5年後も私たち人間は無駄なことで悩んでいるのだろう。
悩んでは、自分の中へ探しにいこうとする。自分の中なんかどうせ悩みと不安しか入っていないに。本書で無駄な不安、悩みの損切りを。
- 作者: 柳井正
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/06/13
- メディア: 新書
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