人々が集う夜の繁華街。そこにひっそりと佇む隠れ家風なバー「竹」喧騒から逃れ、一息つくとそこにいるのは「パンダ!?」
パンダといえば、かわいい、愛くるしいというイメージだが、本書に登場するパンダは、ただ者ではない。なんと、悩める人々の相談相手となるのは、スーツを着た違和感のない「パンダ先輩」だ。
パンダ先輩は、当然のようにカウンターの一席に座り、後輩の人生の悩みに真剣に耳を傾ける。出過ぎず、引っ込み過ぎず、空気が読める良きアドバイザーだ。まさに「動物的感」を最大限に発揮する優れた存在なのだ。
あなたもパンダ先輩に人生の悩みを相談してみては、いかがだろうか。そう言いたくなる一冊である。
また、本書は出版社などを通さず、電子書籍の特性を活用し、短時間で書籍を世に出せる「マッハ新書」により発売された。現代の出版の新しいかたちというのも、本書の見どころの一つである。