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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】英語脳をインストール!! 『いきなり英語スピーキング~日本語で考えないイラスト反射特訓~』

日本人で自信を持って「英語が話せる」と言える人は少ない。日本の義務教育や、高校、大学等で英語は合計10年程学んでいるにもかかわらずだ。なぜなら、かつての英語教育は「英文解釈」「英文法」「英作文」の3分野だったため、ますます「英語を話す」ということを難しいものとしてしまった。

そして、当たり前のことだが、ようやく「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能と呼ばれるものが重要視され、現在ではこちらの教育が主流となってきた。

また現代では、会社の合併や買収等により、英語を使わざるを得ない環境になった人も多く、必死にTOEICの点数を上げるべく勉強している人もいるが、点数が上がったところで、英語が話せるということとは、別問題であり「英語が話せない」ということにかわりはない。

本書は、そのような問題を抱えた人たちに向けた本である。なぜなら、著書自身も「はじめは英語が話せなかった」また、アメリカの大学院への留学経験があるそうだが、授業中、日本の日常についての質問に対して「あたふたし、しどろもどろだった」と本書で告白している。

そんな著書の経験から、英語を話すことで重要なことは「反応のスピード」だという。日本の英語教育により、どうしても英語を日本語に訳して考え、さらにその答えも日本語から英語に訳すということをしている人が多い。

しかし、会話中にその時間をじっと待ってくれる人は、まずいないだろう。そもそも会話が成立しない。そこで著者が考えたのが本書の『いきなり英語スピーキング』だ。日本語にいちいち訳すことなく、いきなり英語で話すための方法がまとめられている。これが本書の特長だ。

方法は簡単だ。本書のイラストを見て、その状況を英語で説明していく。まずは、誰もが知っている簡単な単語から始まり、イラストの状況が少しずつ複雑になり、説明する内容が増えていく。最終的には、昔ばなしを英語で話すというレベルまでいく。また、付属のCDにより、ネイティブ並みの発音を身につけることもできるのだ。

海外旅行に行く機会も増えてくる、来る夏休みに向けて、今から本書を使って英語の勉強を始めるには、ちょうどいい時期だろう。