HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】意識を高め、コロナウイルスに対処しよう『新型インフルエンザ対策 パンデミックから身を守る』

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コロナウイルスによる世界的な流行が進行している。

本書ではパンデミック発生前,発生後に、個人,企業で出来る備えと対策がまとめられている。

 

行政によるウイルスの封じ込めと同時に、自己防衛を幾重にも重ねることが必要だと著者は説く。

ウイルスへの防御層が多ければ多いほど、それを突破し感染してしまう確率を下げることが出来るからだ。

 

パンデミック発生時に取るべき行動も紹介されている。

感染を拡大させないためにも、参考にして意識を高めてほしい。

 

また、企業での危機管理体制にも触れている。

個人や行政だけではなく、企業が機能を維持したうえで、社会的責任を果たす事も重要である。

 

来たるべきパンデミックのため、是非一読してほしい。

備えをするには遅すぎるが、対策は講じることが出来る。

 

パンデミックから身を守る―新型インフルエンザ対策 (B&Tブックス)
 

 

【書評】やせたがる女たち『はじめての他人の心理学』

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なぜ、あの人はいつもさぼるのか…? この人ちょっと距離感近くない?
でたよ、あの人の不幸自慢・・・ 自分も含め、人間にはいくつかクセがあります。

著者のゆうきゆう氏は精神科医であり、医師業の傍ら心理学系サイトの運営、マンガ制作、書籍執筆なども手掛けており「マンガで分かる心療内科」、「心の救急箱」などが著書としてあげられます。

本書は日常のよくあるシチュエーション「職場をやめたがる人」、「学校で意見を言えない人」、「友人の成功にケチをつける人」などをマンガで描くとともに心理学の知識を収載してあるため非常にイメージしやすくなっています。

構成は「行動パターンに隠れたココロ」、「見た目で分かるココロ」、「好き・嫌いの心理学」、「会話でココロが見えてくる」、「チームワークのココロ」があり、見開き完結なのでそれぞれ自分の好きな分野から読み始めることができるので、心理学の難しい本を読むことが苦手な人にもおすすめできます。

やせたがる女たち、ブランド品で身を固める人々など、まずは否定せずに理解しましょう!

 

 

【ランキング】今週読まれた書評【2020/2/2-8】

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 1位

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bookrev.horiemon.com

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

 

 

2位 

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bookrev.horiemon.com

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

マンガでやさしくわかるアドラー心理学

 

 

3位

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これが私の生きる道!  彼女がたどり着いた、愛すべき仕事たち

これが私の生きる道! 彼女がたどり着いた、愛すべき仕事たち

 

 

4位 

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5位

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6位

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7位 

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8位

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9位

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10位

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【書評】ラクな人になるためには?『一緒にいてラクな人疲れる人』

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本文のはじめに、にはこのような文言があります。
こんな人は読まないでください。他人の心を操ろうとする人、自分のためなら他人に迷惑をかけてもいい人、あなたがそういう人なら今すぐ本棚に戻してください。

この本は、自分、他人ともに楽しく幸せになれる人間関係を築きたい、と願う人のための本になります。人間関係が幸せに大きく関与することは明らかになっていますが、一体どのような人間が周りにいてくれた時に私たちは幸せを感じるのでしょうか?アンケート結果では「話の面白い人」、「聞き上手な人」などの意見の中で第一位は「一緒にいてラクな人」でした。

ラクな人とは一体何でしょうか?それは相手に安心感を与える人になります。詳しくは本書の内容に譲りますが、自慢話を並べ、完ぺきな男性を気取る男よりも欠点をさらけ出してくれる男性の方が一緒に居て安心します。

本書では「ラクな人と疲れる人の8つの決定的な違い」、「一緒にいてラクな人になれる10の方法」など多くのテーマがありますので、ぜひ一読を!!

 

一緒にいてラクな人、疲れる人

一緒にいてラクな人、疲れる人

  • 作者:古宮 昇
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2015/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【書評】勝負の大半は"何を選んだか"で決まってしまう! 『「人生の勝率」の高め方』

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普段はビジネス書をあまり読まなくなった私がつい手にとってしまったのは、"取り上げられた本は売れる"と定評のある著者だからです。
著者は元Amazonのカリスマバイヤーであり、メールマガジンビジネスブックマラソン』の編集長。その人生戦略のエッセンスを"選択力"という軸でまとめられているのが本書です。

"人生の勝率はまず確率の高い集団にて、いいものを選択する力で決まる"(それは後から努力でカバーするのは難しい)。
要するに人はどんな場所にいるか、どんな人と付き合うか、どんな選択肢を持っているかといった環境でほぼ決まってしまうのです。

本書では"わらしべ長者"が取り上げられていますが、そのエッセンスは素直さ、アイデア、交換の3つです。要するに自分より実力のある人のアドバイスを素直に受け入れ、異質なものを組み合わせてアイデアをつくり、それをうまく交渉して手に入れることです。
ビジネス書を生かせるとしたら、信用できる著者の言葉を素直に実戦する段階まで持っていくことだと思う。あなたも行動するレベルまでモチベーションを上げてくれる著者をぜひ作ってみてください!

普段あまり本を読まない方から、ビジネス書を読んでいるが行動を移せていない方まで、一読することをオススメします。

 

「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

 

 

【書評】失敗って本当は何なのか? 『失敗学のすすめ』

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著者は工学院大学教授、東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏であり、専門はナノ・マイクロ加工学、知能化加工学、創造的設計論などです。

本書は失敗を工学、設計学の視点から見ています。機械設計では模範的な知識を使っても、設計図通りに作っても、思い通りに動かない時の方が圧倒的に多いです。既存の方法でダメだった時、次に創造が始まります。創造的な設計をするためには、多くの失敗が必要ですが、その創造には失敗という「痛い目」が必要になります。

東京大学名誉教授で造船学の山本義之氏は「体感を伴わない知識の危険性」を示します。
山本先生は太平洋戦争中にマリアナ沖海戦でガソリン漏れと換気機能の不十分のため沈没した航空母艦太鳳の大爆発の原因分析をしていました。この太鳳は当時日本より優秀だったイギリス、アメリカの艦隊を参考に建造されましたが大爆発し多くの死傷者が出ました。

太鳳の大爆発の数十年前にもガソリン漏れ由来の爆発事故はあり、対策の重要性を認識していましたが、実地における設計指針、思想を伝承できなかったのです。

では、もし太鳳の設計に携わった人間の中にガソリン漏れによる爆発の経験と対策の検討をした人間、「痛い目にあった人」がいたならばどうなっていたでしょうか?
 失敗と危険が身に染みている人の危機管理能力と、机上の空論(知識)だけの人の危機管理能力はどちらが本物でしょうか?

行動して失敗を体感した人と、知識で失敗を頭で学んだ人、どちらが大事でしょうか?
どちらの人が設計した船に乗りたいですか?  

 

失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

 

 

【書評】投資家があなたに教える人生を変える質問とは? 『投資家みたいに生きろ』

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著者は投資家、レオス・キャピタルワークス株式会社CIOの藤野英人氏であり、今作の他に『投資家がお金よりも大切にしていること」『お金を話そう』などが著書にある。

この本のテーマは”投資家という職業になるための本”ではなく“投資家みたいに生きるための本”になります。

投資とは何でしょうか?本書では「エネルギーを投入して未来からお返しをいただく行為」と定義しています。エネルギーとはお金だけではなく、主体性、時間、運、決断など多くの要素を意味しており、自分にBetできるものから始めれば良いです。

本書は、上記の他にも「複利の力を思い知れ」、「待つことができるか」、「長い目で見るということ」、「私の原体験ブラジャーで育った投資家」などのテーマもあり非常に面白いです。

投資というスキルではなく“スタイル”を本書で手に入れましょう。

最後に質問です。
・もし突然、10億円をもらえるようになったら、何をしますか?できるだけ具体的に、どれだけお金がかかるか計算しながら書き出しましょう。
・ すべての行為の前に「これって投資?それとも浪費?」と自問自答しましょう。

前提条件、貯金という発想以外でお願いします。 

 

投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

 

 

【書評】 時短のポイントは具体的なイメージ 『時間もお金も増える習慣』

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著者は現在、女性起業ビジネスプロデューサーとして活躍しているが以前は普通の会社員だった。本書は、普通の会社員から脱却して現在に至るまで大事だと思った著者なりの考え方を示している。キーワードは習慣だ。

目標のない習慣に意味はない。目標が無ければ習慣は続かないからだ。自分が理想とするあるべき姿をしっかりとイメージしておく。それは有名人などお手本になる人でも構わない。
そうか、私が三日坊主になりやすい理由が分かった。何となくマズイかなと思って始めるのだけれども具体的なイメージが無いためにすぐに終わってしまう。この人のようになるということをイメージして習慣的に行動していこう。

YES、NOで答えられる質問をする。ありがちなのが、どんな風にしたらいいですかねとアバウトに聞くことだ。アバウトに聞いてしまうと自分の時間もそうだし、考えてもらう相手の時間も余計に浪費してしまう。時間を無駄にしないためには具体的な質問すなわちYES、NOで答えられる質問が大事だ。これが普段からできていれば、かなりの時短になると私は感じている。質問の仕方だけでなく業務の進め方も具体的になる。

著者の米山彩香氏は、女性起業ビジネスプロデューサー。本書の他に『お金と時間の悩みが消えてなくなる最高の時短』や『やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法』などの類書がある。

本書は習慣に焦点を当てている。習慣というのは思っているよりも大事なことだ。この本を読んで終わりにするのではなく、ぜひ自分のあるべき姿のイメージやロールモデルとなる人を見つけて習慣的に行動していってもらいたい。

時間もお金も増える習慣

時間もお金も増える習慣

 

 

【書評】誰かと同じじゃなくていい! 『彼女がたどり着いた愛すべき仕事たち これが私の生きる道!』

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新しい時代はもう始まっている。時代を先にとらえ、一歩を踏み出した女性33人の働き方、あるいは生き方を特集したインタビュー集。33人の女性たちがどのようにして「現在」を選んだのか、そこに勇気がもらえる本だ。

この本の面白さは、単なるキラキラ女子の成功特集ではないところだろう。33人の女性の働き方、そこに至る人生は多彩で非常に魅力的だ。メンヘラテクノロジーからモデル、専業主婦から、バリキャリまで、それを仕事にできるのか、そんな風に働き方を決めたのか!という発見にも大いに学びがある。

 また、出てくる女性達の言葉に、迷いや不安も垣間見えるところもいい。誰かと同じではないからこそ、感じるものもあるはずだ。彼女たちは時に震える足で、目の前の状況に立ちすくんだり、絶望したり、それでも、一歩踏み出している。「不安」だとか「わからない」と言って足を止めてはいない。現状に足を止めるのではなく、現状を武器にしている。そこに感動する。

イエローの装丁は、手に取るだけでも気分をあげてくれる。この本は、一歩を踏み出したい女性にはもちろん、「どうせ」「私なんて」と、つい口にしがちな女性にも読んでほしい。

わりと向こう見ずな私も、つい、型通りの人生に安心しようとすることがある。だからこそ、不安になるのだ。この本の女性たちの姿は、すべては自分次第だと、気づかせてくれた。迷った時、不安になった時、また開きたい一冊だ。

これが私の生きる道!  彼女がたどり着いた、愛すべき仕事たち

これが私の生きる道! 彼女がたどり着いた、愛すべき仕事たち

 

 

【書評】ざっくりでいいから、図で書く! 『ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術』

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本書は、決算書を読む技術を身につけるための方法を示している。身につけるためにはざっくりで構わないから、図解し、手を動かすことが大事だ!ざっくりと実践しよう!決算書の数字の羅列に拒絶反応を示す人に特にオススメだ。ざっくりと図解して拒絶反応を無くそう。

 

決算書は図で考えるとよく分かる。貸借対照表損益計算書キャッシュ・フロー計算書についての表などはよく見るが正直よく分からない。そんな時は、ただ眺めてないで図にしようぜ。例えば、貸借対照表だったら資産と負債と純資産の3つだけに分けて、ざっくりと図解してみよう!

 

会社の取引とお金の流れをつかむためには取引フロー図を作成しよう!会社には顧客、仕入先や投資先、銀行や株主などの多くの利害関係者がいて経済活動を行っている。それが決算書を見ただけでイメージできれば自社にしろ投資判断にしろ、いろいろな戦略がとれる。そのためにも、まずは図解だ!

 

著者の川口宏之氏は公認会計士で会計監査、引受審査業務、経理実務、会計コンサルティングなど様々な角度から決算書に関わる仕事をしてきている。多くの決算書を効率的に読むためにはどうすべきか。そう考えた結果、本書の図解する方法を編み出したとのことだ。

 

決算書を理解したいなら、本書を読んだだけで終わりにしてはいけない。図解して、図解して、図解して、自分のものにするのだ。図解するのは気になる会社でも自分の家計でもいい。手を動かして、決算書を読む技術を身につけよう! 

 

ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術

ビジネス基礎体力が身につく 決算書を読む技術

  • 作者:川口宏之
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2013/01/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)