著者は現在、女性起業ビジネスプロデューサーとして活躍しているが以前は普通の会社員だった。本書は、普通の会社員から脱却して現在に至るまで大事だと思った著者なりの考え方を示している。キーワードは習慣だ。
目標のない習慣に意味はない。目標が無ければ習慣は続かないからだ。自分が理想とするあるべき姿をしっかりとイメージしておく。それは有名人などお手本になる人でも構わない。
そうか、私が三日坊主になりやすい理由が分かった。何となくマズイかなと思って始めるのだけれども具体的なイメージが無いためにすぐに終わってしまう。この人のようになるということをイメージして習慣的に行動していこう。
YES、NOで答えられる質問をする。ありがちなのが、どんな風にしたらいいですかねとアバウトに聞くことだ。アバウトに聞いてしまうと自分の時間もそうだし、考えてもらう相手の時間も余計に浪費してしまう。時間を無駄にしないためには具体的な質問すなわちYES、NOで答えられる質問が大事だ。これが普段からできていれば、かなりの時短になると私は感じている。質問の仕方だけでなく業務の進め方も具体的になる。
著者の米山彩香氏は、女性起業ビジネスプロデューサー。本書の他に『お金と時間の悩みが消えてなくなる最高の時短』や『やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法』などの類書がある。
本書は習慣に焦点を当てている。習慣というのは思っているよりも大事なことだ。この本を読んで終わりにするのではなく、ぜひ自分のあるべき姿のイメージやロールモデルとなる人を見つけて習慣的に行動していってもらいたい。