仕事で「あの人は数字に強い」とはよく聞くが、会計知識に長けている人のことかと思っている方も多いのでは無いだろうか?
BSとかPLとか、その言葉を聞いただけでアレルギーを起こす方もいるかもしれない。
会計は苦手であるが数字に強くなりたい、そのような方に最適な一冊である。
ちなみに会計の本では無いので要注意。
客観性のある材料として数字を用いて、数字を軸として意思決定をするもしくは促すことを癖づける方法論が29STEPに分かれているので隙間時間に読みやすい。
途中、少し首を傾げたくなる例えもあるが、ここはご愛嬌。
感情論を徹底的に除外して数字という合理的な指標に基づいた議論が問題解決の第一歩になる、これをできる人が本書で言う数字に強い人である。
確かにこれができていない組織や人が多いので、癖づけると非常に強い武器になると感じた。
では数字に強い人になるためにはどうすればいいのか?
前半の18STEPを読んで実践あるのみ。数字という具体的な指標に基づき仮説を組み立てていく考え方を習得できるのですぐに実践できる。
後半は前半STEPを補完するためのTipsが中心なので、興味があれば読んでも良いかと感じた。
まずは前半のみ読んで実践して癖づける、これが数字に強い人になる近道である。