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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】人見知りの人は、信頼関係を築けばいい。『「一生」の自信を「一瞬」でつくる本』

 

著者は、スポーツ、勉強、音楽、恋愛、仕事などあらゆる分野において挫折し自信がなく、自分は最悪の人間なんだと常に自虐していたそうだ。そのきっかけは、父親が泣き出すほどの悪い成績をとってしまったり、突然女子からブサイクと言われ女性と話しができなくなったり、訛りをいつも笑われ次第に無口になったそうだ。

また、世の中の「自信がない」という人のほとんどが話し方やコミュニケーションによるもの。特に、パーティーや懇親会など初対面の人やあまり話したことがない人に自分から話しかけるのが緊張し、苦手だという悩みを持つ人が多いそうだ。著者によるとそれは、コミュニケーション能力の問題ではないという。

なぜなら、話しかけるのが得意な人は、顧客を獲得したいなど自分のメリットを考え、積極的に人脈を広げる必要性があるから行動できるのだという。そのため、そういう人と比べて自信を失う必要はない。話しかけるのが苦手な人は、いきなり打ち解けることを目指さなくても、顔を合わせるたびに少しずつでも話しをし、徐々に信頼関係を築いていけばいいのだと著者はいう。

評者が勤めるビジネススクールでは初対面の場が日常だが、人に話しかけられない人見知りの人や、自分に自信がない人で溢れている。コミュニケーションが苦手な人は、話したくても話せないのか、人と関わりたくないのかの判断が難しい。しかし、勇気を持って話しかけてくる人には、きちんと向き合って話してみると、相手のその意図や要望は必ず伝わる。さすがに10年近くそういう人たちと接していると理解できないことはまずない。

そもそも人々が心配する話しかけ方が上手いか下手かは重要ではなく、どんな話し方であっても話しかけよう、伝えようとするその想いや行動が大事であり、著者の言うようにその繰り返しが積み重ねとなり、お互いの信頼関係が築けて結果として打ち解けられることが大切なのだ。