探求型読書とは本を読むことを目的とせず、「本を手掛かりにして、考えること」を意味します。
探求とはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、劇的に変わっていく現代において重要な考え方になり、既存の固定化された知識の枠組みを打破し、新しい問いを見つけていくことを意味します。
そこで、新しい問いを見つけるためには探求学習が必要になります。探求学習とは、生徒が自ら課題を設定し、その課題の解決に向けて情報を収集、整理、分析する一連のプロセスを意味します。
問いを主体的に見つけ、解決策を導く姿勢とスキルを養うこと。
それは「どこかにある答えを探して旅をする時代」ではなく、仮説を立て、現実との乖離を見定めて調節し、最適解を導く方法を手に入れることです。
ややこしい時代をどうやってシンプルにしていくのか。
探求とはいたずらに解釈を広げることなのか、それとも決断までの思考過程なのか。
主体は読者であるあなたです。