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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】御社の「絶対コレ!」という組み合わせは?『売上が上がるバックオフィス最適化マップ』

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あなたの職場はITを使いこなせていますか?手作業での経費精算や給与計算に時間をかけていたり、上司のハンコをもらうためにテレワークができなかったり・・・。

適切なITサービスを導入すれば、このような作業がワンクリックで終わり、生産的な時間が増えることになります。
この本ではITサービス導入にあたって具体的にどんなところから手をつけていくべきか、どんなものを選択していくのが良いかを提案しています。

【意外と柔軟に考えて良い?】
目から鱗だったのは、第1章に出てくる「データ連携は重要だが、絶対ではない」という話。
会計や経費精算、給与計算など複数の業務を同じ会社のITサービスで揃えればデータ連携できてとても便利ですよね。でも、必ずしもそれが自分たちのやり方に合っているとは限らないため、別会社のサービスを組み合わせるのが適切な場合もあるのだとか。
その場合もCSV連携やAPI連携を活用して、業務の工数を減らすことができます。
私が勤める職場も、複数社のサービスを利用してCSVを駆使して連携していました。同じ会社のサービスに揃えればいいのでは?とついつい考えがちですが、使いやすさや設定できる項目に違いがあるため、今のものを選んだのだろうな、と納得。

【テレワークのインフラを見直そう】
新型コロナウイルスの影響でテレワークをする人が一気に増えました。私も5月はテレワークして出社日数を減らしていた一人です。
ただ正直なところ十分な準備ができていたとは言えず。
第2章の終わりではテレワークのインフラについても対策を提案しています。
今後、多様な働き方を取り入れていけたらいいな〜なんて経営者でもないのに勝手に思っているので、この辺も情報収集していきたいです。「仮想オフィス」なんていうのがあるんですね、気になります。

【自分の職場を見直してみると・・・】
この本を読みながら、ウチの職場はどうだったかな?と思い出してみると、本の中で紹介されていたサービスも使いながら、現場にあったものを選び効率化を図っている様子。
たとえばSmartHR、ジョブカン勤怠管理、ジョブカン経費精算。そしてコミュニケーションツールはSlackを利用しています。この組み合わせが最善なのか、この機に見直してみようと思います。

「これから何か導入しよう」と考えている経営者さん、「今の在り方で問題ないだろうか?」と心配している総務の方、「どこかで経費削減できないか?」と考える経理の方、この本にきっとヒントがあるでしょう。