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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】その意識の低さが、ウイルスを蔓延させる 『風疹をめぐる旅〜消される「子ども」・「笑われる」国』

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皆さん風疹は知っているだろうか?抗体を持っている人も多いだろう。若い頃にかかっていれば、2度目はかかることはあまりないと言われている風疹であるが、日本のワクチン接種不足について著者は苦言を述べている。

風疹とは発熱、発疹、リンパ腺の腫れが起こるウイルスの感染である。はしかと同じように思われるが、発症がはしかよりも早い。

風疹はあまり重症にはならないため、ワクチン接種を軽視する人が多い。だが、妊婦に感染すると赤ちゃんに影響がでたり、流産してしまったりすることがある。

そもそも、世界的にみてあまり風疹というのはかかるものではなく、もはや誰もが抗体を持っているレベルの病気なのであるが、日本ではまだ発症している。これを、著者は「世界から笑われる国」と表現している。

あまりにも、風疹に対しての意識が低く、歴史的にも良くない傾向だと述べている。

著者は、風疹へのワクチン接種をもっと徹底し、子どもを安心して産める、育てることのできる日本にしようと日々努力している。この本も、著者の情熱と社会を変えようとする精神がつづられている。ぜひ皆さんにも、風疹の抗体をつけて貰い、風疹が日本からなくなることを望むばかりである。