著者は東ロボくんと名付けた人工知能で東大合格を目指すチャレンジを続けてきた数学者です。この本では著者が東ロボくんチャレンジや並行して進めてきた調査から推察するAIによる未来を描いています。
本書では、東ロボくんチャレンジや学生の学力テスト結果から、AIと人間それぞれの得手不得手について考察しています。具体例を元に説得力のある考察を展開していて、AIとは何なのかについて理解を深めることができます。
さらに、著者は調査結果から推察するAIと共存する未来についても描いています。AIと人間の得手不得手を元に、今後生き残る職業や企業が求める人材像について鋭い考察を繰り広げています。
本書を読めば、AIとは何か?私達の生活や仕事にどのような影響を及ぼすのか?がよくわかります。そして、AIと共存する未来を生き抜くために今何をすべきか?について考えるヒントを得られます。
技術者のみならず、これからのAI時代を生きる全ての皆様にオススメの一冊です。
【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち
- 作者: 新井紀子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: 単行本
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