本書では、マインドフルネスにより「今この瞬間」に注意を向け、心を落ち着かせて、脳を休ませる方法が書かれている。それにより、以下のような多くの効果が期待できる。
ストレス緩和
思いやりが持てる
寂しさが減る
不安が抑えられる
免疫機能を高める
痛みを鎮める
炎症を細胞レベルで抑える
WHOによると「健康」の定義は、病気ではないということではなく、「肉体的、精神的、社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」だという。病気になってさえいなければいい、ということではないのだ。
例えば、誰でも日常で「イラッ」とする瞬間はある。しかし、そこでどう対応するかが重要だ。「イラッ」とすると、視野が狭くなり、つい反射的に行動したり、相手を非難してしまいがちだ。
例えば、満員電車に乗れば誰でもイライラしてしまう。そんな時は、Just like me
その人もわたしも同じく頑張って生きていると共感の心を持ち、広い世界で考えれば、頭にこなくなる。マインドフルネスを行っていると、このように変化するという。
何か新しいことを始める。また習慣化させるまでには、つい忙しいから、面倒だからと後回しにしてしまう。しかし、マインドフルネスは、どんなに忙しい人でも、ちょっとしたすき間時間を利用すれば、簡単にできるのだ。
例えば、満員電車の中、信号待ちの間、毎朝の洗顔時、エレベーターの中でも簡単にできる集中力を高める練習だ。
「やらなければいけないこと」と「本当にやりたいこと」は同じではない。自分は本当はどうしたいのか。また、自分は何のために生きるのか。マインドフルネスは、本来の自分を取り戻し、満足いく人生を送るためのものである。
心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス
- 作者: 荻野淳也
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2018/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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