本書の前半は「働く」と「お金を得る」の本質を解くという内容となっている。後半は「投資」の進め方について解説されている。
まず、「働く」の本質はなんだろうか。それは、「相手を喜ばせる」ということである。次に働いて「お金を得る」というのは「相手を喜ばせて、そのお礼にお金をもらう行為」なのである。
つまり、給料の対価としてあなたが提供しているのは「相手の喜び」であり、どれだけ一生懸命、汗水垂らしながら不眠不休で働こうが、その行為自体に価値はないという。
であるならば、今後伸びていく会社とは、「多くの人が喜ぶ商品やサービス」をしっかりと世の中に提供している会社だ。時代の変化によって人の求めるものは変わり続ける。人が求めるものが変われば、「その時代の価値」も変わっていく。しかし、より多くの顧客を喜ばすことができた会社が伸びていくという原理は変わらない。
というように、これからの時代は価値提供できなくなった会社は淘汰され、新しい価値を提供する会社が多く誕生していくでしょう。そうなれば今までになかったような新サービスも多く生まれ、この世の中はもっともっと面白くなるでしょう。