本書は研究者を目指す学生向けの研究生活ガイドである。
本書によると研究者の資質では4つある。
①知的好奇心旺盛
②野心家
③しつこい
④楽天的
①は当たり前、知的好奇心がなければ知への冒険にはでられない。
②金持ちになってやるぜ、社会の役に立つぜ、発明してやるぜ。など野心も必要。
③しつこさがなくてすぐあきらめる人では、失敗がほとんどである研究生活ではダメである。失敗しても懲りずにやれる性格が必要。
④楽天的、これは研究生活があまりにも失敗が多い日々なので、楽天的でないとやってられない分けらしい。
また、時間をうまく使うアドバイスがあった。色々な本でよく聞くやつだ。まず、やるべきことを緊急と重要度によって4つに分けてみる。
①緊急であり、重要なこと
②緊急であり、重要でないこと
③緊急でなく、重要なこと
④緊急でなく、重要でないこと
例えば、
①緊急で重要なこと、自分たちの場合で例を考えると、バイト先への休みますの連絡等
②今日やってる映画ドラマをみること
③英語の勉強、健康のための運動
④ネット、趣味の買い物
こうやって考えたときに、緊急の場合でないと人は重要なことをあまりしようとしないので、うまく時間を使うには③の緊急でないが重要なことにいくら時間を割けるかで変わってくるという。
他にも、自分の時間の使い方を見直すときに、1週間168時間を考えて時間のポートフォリオを組むことをお勧めしている。
たとえば一日6時間睡眠では週に42時間寝ている等。1日通学時間2時間では週5学校に行ったとして10時間。そこから週に何時間勉強したいか、何時間娯楽に使うか等を考えて言って効率的に時間を管理する方法をお勧めしていた。
また、最後に、時間の使い方の勧めとして、時間を節約するために時間を重ねることを勧めていた。
例えば、電車で移動時間に勉強する、本をあるいは論文を読むなど、時間をうまく重ねることがうまい時間の使い方にもなる。

理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで 第2版 (ブルーバックス)
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