HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】具体的なツールの使い方までのってるからホンマにすぐに使える!『すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技』

本書はこれ以外にこんな本は無い!と言えるほどにWEBマーケティングに対する唯一無二の良書だ。考え方とかではなく、超具体的に書いてある。

何を書いてるか、どうしてそんなに良いのかというと、SEO対策の項ではこういうツールをこんな風に使って、こう対策をすればいいと、タイトル通りすぐに使える。書いている通りに真似するだけで良い。

内容もSEO対策、ブログでのアクセスの稼ぎ方、WEB広告の良い使い方、google analysisの詳しい使い方、FacebookTwitterでの集客方法からline@、Instagramの集客技、そして、多量のツール紹介だ。

とにかく、WEBマーケティングについては唯一無二の使える情報がつまっている。WEB、ブログ、SNSで集客をする人は全員必読だ。  

すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技

すぐに使えてガンガン集客! WEBマーケティング123の技

【書評】悩みは答えがないが、考えると答えは出る。『イシューからはじめよ』

働き方改革により"生産性"が大事 だと言われるが、生産性の高い仕事とはなんだろうか。効率を良くすることだけが答えじゃない。どの仕事をするかを見極めることで、仕事を確実に成果につなげることで生産性を上げる。そのためのノウハウが詰まった名著が本書だ。


仕事を見極めるにはどうしたら良いか、それはイシューから始めることである。分析調査などの仕事は最終成果物はプレゼンor論文になるだろう。


映画の制作と同じだ、やみくもに撮影しても作品はできない。まずはストーリーを考え、絵コンテを書きどんな作品になるかを決める。それからどうやってやるかを考えることで最短距離で高い成果を得るその全てが詰まっている。


そのためには、イシュードリブン→仮説ドリブン→アウトプットドリブン→まとめの順で仕事を行う。これが生産性が高い仕事の全てだ。


評者は研究開発職であるためイシュードリブンは訓練されているため、納得する点が非常に多く、本書はよく言語化したなと感じた。一方で得られる予定のグラフを手書きしてみることまではやってはおらず、今後やっていくべきだと感じた。


また、本書ではイシューの見極め方について書いているが、プロジェクトの進め方については別途他の本を参照するべきだろう。イシューからはじめ、プロジェクト管理表でまとめあげねば、実行は難しい。どちらにせよ、名著と言われるだけあり、非常に有益な本である。

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

【書評】お客様の仮面が外れたとしても、気づかないふりをするのもホテルマンの仕事。美人の涙に隠された謎の正体 『マスカレード・ナイト』

本書は2019年1月に公開された映画『マスカレード・ホテル』の続編であり、マスカレードシリーズの第3作となる。シリーズを通して「ホテルコルテシア」を舞台に殺人事件が計画され、警察、ホテル関係者は毎回犯人に翻弄される。

なぜなら、事件は常に巧妙なトリックが仕組まれ、複数の殺人事件が関係しているからだ。そのため、毎回最後まで犯人や犯行の動機がわからず、ハラハラが止まらない。そしてラストでは意外な人物が登場する。

本作では、警視庁へ送られてきた殺人事件に関する密告状がキーとなる。密告状は、ホテルコルテシア名物、大晦日のカウントダウンパーティー「マスカレード・ナイト」に未解決殺人事件の犯人が現れるというものだ。

そのため、第1作の舞台でも活躍した主人公でホテルマンに扮した刑事「新田」とベテランコンシェルジュとなった「尚美」が再び殺人事件解決のために、奔走する。

また、本作からコンシェルジュとなった尚美の元には、多くのお客様が毎回頭を悩ませる無理難題を次々と持ってやってくる。しかし、お客様の無謀な要望にも「ノー」とは言わないのが、ホテルマンのポリシー。それを必死に守ろうと、試行錯誤が続く。この中に事件に関係する怪しい人物がいるのかどうか。ここが、見どころの一つでもある。

シリーズすべてのタイトルともなっている「マスカレード」第1作、第2作では、ホテルではお客様も従業員も「仮面を被っている」と比喩的表現が用いられていたが、本作では、いよいよついに「仮面舞踏会」がメインストーリーとなる。

密告状にあった「マスカレード・ナイト」の参加者は全員仮装をすることになっている。そのため、誰が犯人なのかわからない。素顔がわからない分、誰もがより怪しく見えてくる。雰囲気を高めるために、サービスをする従業員さえも仮面を付けている。犯人は、仮装をしたお客様に紛れ込んでいるのか、はたまた従業員なのか。

本シリーズをすべて読み終え、いずれの作品も登場人物が多く、最後の最後までトリックを暴くことも、犯人を推測することさえも難しい内容であったため、ラストまで気が抜けない興味深い作品であった。

マスカレードシリーズについては、
こちらから

第1作『マスカレード・ホテル』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/02/02/220020

第2作『マスカレード・イブ』
http://bookrev.horiemon.com/entry/2019/02/15/220045


マスカレード・ナイト

マスカレード・ナイト

【書評】誰も教えてくれない「抜け道」を見つける『サードドア - 精神的資産のふやし方』

- 人生、ビジネス、成功。

すべてには、常に3つの入り口が用意されている。


ファーストドア:

正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。


セカンドドア:

VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。


そしてサードドア:

いつだってそこにあるのに誰も教えてくれない「抜け道」-


本書はそんな「サードドア」をこじ開け、

あるミッションを掲げ奮闘した18歳の大学生の試行錯誤の物語だ。


この本の面白い点は2つある。


1つが、様々な著名人が名言を連発してくるところ。

ビル・ゲイツジェシカ・アルバクインシー・ジョーンズラリー・キング…だれもが知っている名前がずらりと並び、物語の中に普通に登場し、それぞれの美学を語っている。


中でも私が素敵だなと思ったのが


(運について)

「バスみたいなものさ。1台逃しても必ず次のバスが来る。でも準備しておかないと、飛び乗ることはできない」


というセリフ。


運は実は万人に平等にやってきているのに、あの人は運がいいな~と周囲から思われる人がいる。

その違いはなにか?

その答えがこのセリフに書かれている。そう、準備の有無だ。


本の中でも著者が準備を重ねて運をつかむ様子が書かれており、ミッションに対して具体的にどんな準備をしたらいいのかが分かりやすく解説されているのがよい。


このような名ゼリフと具体的な行動が常にセットで描かれているため腹落ちしやすく、この本を読んだらきっと、お気に入りのセリフが見つかり、それがあなたの美学の1つになっていくと思う。


2つ目が、著者のミッションへの情熱の変遷が見られるところ。


失敗して落ち込んだ姿や、すこしいいことがあって調子に乗っている姿、すべてにおそらく自分の過去と重なるところが1つはあると思う。


そんな彼の人生の浮き沈みの激しい体験を見せられると、きっと誰もが自分の人生にももっと夢中でありたい、もっと没頭したい、と思うはずだ。

これは物語でありながら、人の背中を確実に押す。そんなところが素敵である。


この本は、なんだか最近楽しいことがないなあ、と人生に退屈している人たちにお勧めできる。

きっと自分が好きな美学に出会い、そして何かに踏み出すきっかけをもらえると思う。


これを読んだら何か動かずにはいられなくなる。


本書の中にでてきた言葉を借りるならば、

「何がしたいのか、なんて問いはあいまい過ぎて、やるべきことや意味ある答えなんて見つけられない。そんな問いは忘れてしまえ。」

「幸福の反対は退屈で決まりだと思う。興奮こそ、まさに僕らが懸命に追い求めるべきものである。」

「とにかく動け」

サードドア―精神的資産のふやし方

サードドア―精神的資産のふやし方

【書評】何も無い日常も大事にしたい。暇な方、疲れている方、息抜きにどうぞ😇漫画『働かないふたり』

Amazonプライム会員無料」とありまた読んでしまった・・・。本作は一見代わり映えのしないニート妹の日常をただただ描いている話だ。ただのニートの日常ではあるがその安定的な面白さ、そして話の間にある『あとがき』のような4コマも可笑しく、サクサクとテンポ良く読める。

始めの方はニートの日常を描いたゆるゆるな物語だが、5巻ぐらいから徐々に「兄はニートじゃなくても生きて行けるのに?」という疑問が少しずつ兄の過去を知ることによって解明されていく。また、登場人物も増えて行き、妹の社会復帰に段々と期待を寄せてしまう。

兄妹が家で引きこもっていても平和に過ごしている家族を見ていると、どうしようもない二人だが、つい応援したくなる。

ニートの日常を描いたくだらない話なのに、どこか優しくなれる。そんな漫画です。仕事や家事、日々の業務や情報に疲れている方におすすめです。何も考えずに読んでみてください。

働かないふたり 1巻 (バンチコミックス)

働かないふたり 1巻 (バンチコミックス)

【おすすめ本】 kindle unlimited で読み放題で読める堀江貴文著作の本15選

kindle unlimitedとは

 kindle  unlmited とはamazonが行なっているサービスです。

120万冊以上の本が月額980円(体験は1ヶ月無料!)で読むことができ、

HIU公式書評ブログのメンバーも多くが加入しています。

また、kindleを持っていなくともkindleアプリで十分読むことができます!。

堀江貴文著作のおすすめ本

読み放題の中から堀江貴文著作の本を集めました。

 

健康の結論

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ピロリ菌やばい

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グルメ多動力

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なんでお店が儲からないのかを僕が解決する

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堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か?

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堀江貴文の誰がなんと言おうと、僕が認めた旨い店 (ぴあMOOK)

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拝金 青春経済小説

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成金 青春経済小説

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【書評】全く捜査しないし、喋り捲って説教して推理するそんなミステリ漫画『ミステリと言う勿れ』

本作は『マンガ大賞2019』第2位に輝いた作品であり、現在4巻まで出ている。ジャンルとしてはミステリだ。タイトルは『ミステリと言う勿れ』だが。

さて、本作のストーリーはミステリなのでまず事件が起こる。ただ普通のミステリと異なるのは主人公は容疑者として捕まって、部屋から出れない。そこにやってくる刑事達に対してひたすらに説教をする。ひたすらに喋りまくる。そこには哲学的な話もあったり、ウンチクが満載だ。好きな人はこれに虜になるだろう。

そうしているうちに説教の中からヒントを探し、全く操作なしに、動きもせず推理を行う。

2つ目の話はバスジャックされこれまたひたすら座ったまま説教をしまくる。喋り捲る。

とにかくひたすらに喋り捲りまくる主人公が面白い。その中のウンチクと面白い。是非ミステリ好きもそうでない人もこの淡々と喋り捲る主人公を味わってほしい。

【ランキング】今週読まれた書評【2019/8/18-24】

1位

bookrev.horiemon.com

発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる

発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる

 

 

2位

bookrev.horiemon.com

 

3位

bookrev.horiemon.com

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

 

 

4位

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5位

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6位 

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7位

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8位

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9位

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10位

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【書評】ナンパの時に「すみません」「こんにちは」はいらない『ラブホの上野さん』

本作は五反田キングダムというラブホの受付上野さんによる恋愛テクニック漫画、ラブホの裏話?漫画だ。ラブホが出て来ると思いきや、恋愛テクが主である。Twitterでも有名だ。

さて、タイトルの話から行こう。ナンパの時なはどう話しかけたらいいか。いきなり用件だ。いきなり会話を始めるのが重要だbarで飲みながらサッカーを見ている女性には「日本勝ってるね」と、いきなり会話を始める。「すみません」などと言っていては不審がられる。

また、上野さんはラブホへの誘い方も指導してくれる。Step①は手を繋ぐ、Step②は強く握りしめる。握り返してきたらOKだ。Step③はラブホまで行き「あっちのホテルとこっちのホテルどっちがいい?」と相手に選択させる。選択した以上来る可能性があがる。

このような感じで恋愛テクニックを淡々と説明していくのが本作だ。本作を読んだときは是非五反田キングダムを利用しよう。ツイッターも面白いのでおススメです!

【書評】明るさ、優しさ、美しさ、知性、匂うような色気、気品、強さ、アホさ。そんな女『ちひろ』

主人公は『ちひろ』。OLを踏まえ今はソープで風俗嬢をしている。『ちひろ』は自分のことを“壊れている”“枯れない造花”という。そんな『ちひろ』を記録したのが本作である。

なぜ記録したと表現したかというと、伝えたいことも、ストーリーもない。本当に記録している作品だ。作者も記録と表現している。

どんな相手でも心から受け入れる『ちひろ』はNo.1風俗嬢だ。一人一人の相手を心から大切にする。しかし、ある日飽きちゃって、ピンサロに転職。そこでも上手く生きていく。ちなみに続編の『ちひろさん』ではお弁当屋さんをやっている。

この本の魅力はなんだろう?。ただただ、『ちひろ』を眺めているだけだが、謎の中毒性がある。これまでになかった感情を与えてくれるこの作品は名作なのかもしれない。

ちひろ 上

ちひろ 上