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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】「IF」『書斎の鍵』

本書の書評を書こうと思った理由は、非常に面白い表現があり、オススメしたかったからです。

私たちは一日に一回は風呂に入ろうとします。それは生きた一日分だけ、体が確実に汚れてしまうからであり、人はその汚れを落としてから一日を終えたいと思うものです。

では、心はどうでしょうか。人は一日で様々な出来事や情報にさらされます。それは悪口や陰口、将来に対する悲観的な言葉など多くのことかも知れません。そんな言葉や情報を無意識に心は受けとり、その汚れを落とすことなく、次の翌朝を迎えます。それが何日か続くと、心は弱く、暗くなり自身も意欲も失っていきます。

その心の汚れを落とすために、書斎を持つのです。
それは大好きな詩人でも構いません。勇気を与えてくれる大好きな本が自分にはあるはずです。同じ境遇から脱出した偉人の本を読むのも良いでしょう。今日一日を反省して日記を書くのも良いでしょう。そうやって自分だけの書斎を作り、心の汚れを落として、今を明日を懸命に生きてください。

私の好きな詩でラドヤード・キプリングの「IF」があります。その一説に「喜びも悲しみも自分を惑わすものとして等しく受け入れることができたのなら」というものがあります。

読者の皆さんも、一日で起こる様々な出来事に左右されず、一度、心の汚れを落とし、忘れてはいけない目標や夢、志に戻ってください。

書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)

書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)