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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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かっこ悪いくらいもがいていた「裏側」 『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』

本書は、はあちゅう氏と村上萌氏の共著になり、お二人が現在に至るまでに、必死にもがき苦しんでいた「裏側」の部分が書かれています。

本書の構成は「迷子になった“自分探し期”」、「転機となった“試行錯誤期”」、「軸が固まる“理想の自分実現期”」、「私たちのマイルール」の4つであり、それぞれのパートでお二人が当時を振り返っています。

その中でも、今回は村上萌氏を紹介したいと思います。
村上萌氏は成蹊大学に入学し、ミスコンでグランプリを獲得しますが、就職活動に失敗し、ニートになります。就職をした同期を見て焦燥感を感じ、様々なことに挑戦していきますが上手くいきません。

「幸せには型があると思っていた」、「型にはまろうとしたけどうまくいかなかった」、「ブランドやタグに目がくらんだ」と、各単元で、何もない自分にコンプレックスを感じ、他者の評価を気にして「正解」を探していたことなど、その当時の“生々しい悩み”が詳細に書かれています。

そこから職種に拘らず、様々なことに挑戦し、行動しながら少しずつ自分の形が見えてきます。自分で歩いた道中で、好きなことを見つけ、まだわからなかった自分のことに気づき、何が必要なのかを発見していきます。

村上萌氏の文章を読んでいくと、「自分を見つける」ことが目的ではなく、どんどん行動して、挑戦をしていった先で自分が見つかっていったのではないかと思えます。

わからないから行動できないのではなく、動かずにその場に留まるので自分がわからない。
無我夢中で行動し、挑戦するから自分のことがわかる。
色んな道に落ちている「小さな自分」を見つけ、それを拾い集めて行くようなイメージを持ちました。

ぜひ、“自分探し”や“正解探し”で悩んでいるのであれば、本書をお勧めします。

小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法

小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法