HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】学校では学べない。経験からの話は面白い『ネオ東京改造計画〜新章 未来人教育を育成する〜』

未来人になるための学びは、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)で得られる。評者の周りには、仕事の話ができる人も、面白いビジネスの話をしてくれる人も、さらには話が通じる人もいないため、ここが唯一のビジネスの話が聞ける楽しい場だ。主宰者である堀江貴文氏と様々な分野で活躍する専門家とのビジネストークは非常に面白い。様々な経験から出てくる話は誰にでもできるものではないとつくづく思う。

特に評者は、着物リメイクの店舗を運営している関係で、様々な職人たちと知り合ったが、どの職人も女性ならではの感性を活かし、個性あふれる素敵な作品を作るのだが、誰もが一様に言うのが「安くしないと売れない」と言うこと。もっとこうしたらきっと高く売れると、HIUで学んだビジネスの話をすると「難しいことはわからないから、かわりにやって」と言われてしまう。

長年、家や工房でコツコツと作り物をし、若くても60代以上の彼女たちに、新たな学びは難しいようなので、かわりに個人的に販売してみたら、和風なものはある程度高価でも外国人に好評だ。そして、それをフィードバックするとさらに作品作りに磨きがかかってくる。

HIUのメンバーは、約1,000人弱。その中でも何かしらの活動をしている人は、約10分の1ほど、さらにその中で目立った活躍をしている人は、さらにその10分の1ほどに感じる。また、女性メンバーは全体の約3割ほど。入会当初期待していたビジネスの面白い話ができる女性はここにもいない。ビジネスというよりは、メンバー同士で何も形にならずとも、単にワイワイやるのが楽しい人がほとんどのようだ。

これは日本の縮図のように時々感じる。自分のやりたいことをやっている人、何となくやっている気分にだけなっている人、何もしない人。正直、女性とはなかなか考え方が合わないため、一緒に仕事をしていくのは難しい。根本的な考えが異なれば、当然、意見が食い違い、実行に移せない。そういう状況からは何も生まれない。

また、メンバーは、堀江貴文氏の働き方を見ることができる。かつては会社を創業し、たくさんの従業員を抱え、そして現在は、自分一人が核となり、自分のやらない仕事は、アウトソーシングし、関心のある分野の人と手を組む。こういう働き方が最適だと思う。

HIUは、ビジネスに関わる細かなこと一つ一つが実体験として学べるのがいいところだが、入会するだけでは意味がない。評者は自分から人に話しかけることはないため、懇親会などで話しかけてくるのは構わないが、せっかく楽しく実のあるトークを聞いた後にすごくつまらない話をする人が多いのも事実だが、まずは体験してみなければ、何も始まらない。未来のことも、今すぐ体験できる場所なのだ。

堀江貴文イノベーション大学校HIU
https://salon.horiemon.com