HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】サラリーマンと違い、HIUの活動はビジネスの自由度が面白い『SALON DESIGN No.13〜働き方、そして生き方をデザインする〜』

 

本誌は、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)で行われているプロジェクトや各メンバーの活躍が紹介されている。今回は評者と共に着物リメイクプロジェクトを行うHIUメンバーが表紙となり、インタビューされ、評者のコメントも掲載されているため、この機会にプロジェクトについて取りあげる。本書評ブログのページも掲載されているため、ぜひ確認してほしい。

着物リメイクプロジェクトとは、元HIUメンバーがかつては高価だった着物が捨て値で取引されている現状を知り、そんな着物をレスキューしたいという思いから立ち上がった。元メンバーは、望み通り海外イベントへ出展したものの、着物を使いどのように事業として運営していいのかわからず、結局サラリーマンでいた方が簡単にお金が稼げるという根強い考えにより、かなり序盤で活動を休止してしまった。

評者もプロジェクトには最初から関わっていたため、元メンバーの要望に応え、縫製できるリメイク作家達を紹介し、また協力を得られるように交渉し、販路が必要と言われれば、リメイク作家達が安価に利用する販売の場を伝え、書道教室を始めた際には、売上に貢献しようと数年間毎回必ず参加していた。とは言え、評者としてはプロジェクトを継続したいと思い、百貨店へ出展し、その際には、元メンバーにも声をかけ、一店舗分を書道作品で出展したが事業復活への気持ちは無かった。

百貨店は、昔と違い商品を並べておけば売れる時代ではないが、そういう時代だからこそ、有名ブランドでなくても、また、個人でも未経験でも出展できるチャンスがある。正直、売上はあまり期待できないが、出展することにより、コラボを検討する企業に、ショールームがわりに商品を実際に見に来てもらったり、百貨店に出展できる人という信用は未だにある。

さらには、商品数が少なく、仕事もあるため出展に専念できない新人クリエイターや作家達に店舗の一部を貸し出し、出展のサポートをすることにより、わずかでも好きなことで売上が得られ、趣味がビジネスになる可能性を体験してもらえる。そんな考えから行っている。HIUのメンバーでもあるゼロ高生が出展した際には、来店した友人高校生達の親が感心していたことに驚いた。

また、今後の活動としては、かつて全国各地で行われていた蚕の養殖により、生糸や絹織物を普及させるショールームやギャラリーを併設する団体や博物館などがある。そこには、絹をこよなく愛する人たちが入手困難になってきた絹製品を求め遠方からやってくる。店舗によっては、短期間でかなりの売上を上げるという。そのようなところとコラボすることで思わぬ展開へと発展していく。

さらには、着物リメイク作家は女性が多いせいか、その市場は圧倒的にレディース商品で占めているため、メンズ商品も取り入れることで相乗効果が期待できる。評者にとっては、着物リメイクプロジェクトは、可能性しか見えない面白いものだと思う。

堀江貴文イノベーション大学校(HIU)
https://salon.horiemon.com/

horiemon.thebase.in