著者は上場企業に勤務する心理カウンセラー。
サラリーマンとカウンセラー、2足の草鞋を履きながら多くの書籍を出版している。
そんな、スーパーサラリーマンに見える著者も2度の大学受験失敗、非モテ、就職挫折。社会人としての滑り出しは苦行難行だったようである。
そんな著者の生き方を変えたのは2冊100円で売られていた「メモに実現したいことを書き留める習慣」を取り入れたこと。
結果的に、時間はかかったが、結婚、本社勤務、昇進、旅行、出版と多くのことを引き寄せて人生が好転した。
本書では、著者が試行錯誤して体系化した「未来を変えるメモ活用術」が記されている。
私が気になったモノは下記の6個。
・ 記憶に定着しやすい青文字で手書きする。
・ 隙間時間にノートに記入することを心がけるが義務化しない。
・ 潜在意識がハッキリとイメージできるように具体的に描写する。
・ ネガティブなこと、非現実的なことを書き留めない。
・ ノートを見返して心に響かない項目は勇気を持って取り消し線を入れる。
・ 夢のかけら(ワクワクすること)でメモ帳を一杯にする達成感を味わう。
未来の自分をつくるのは、現在の自分である。
今の時間の積み重ね方が正しければ、未来を好転させることは難しくない。難しいのは継続させることである。
メモを買うのに必要な資金はたかだか100円。記入時間は1日5分。
効果がなくても金銭的な損出は缶コーヒー1本分。時間はCMや無駄なメルマガを読むことをやめれば捻出できる。
私は、夢を実現させた部類の人間であるが、この書籍の言っていることは正しいと思う。
人生を好転させたい方は、是非、一読して欲しい。
作 者:小野 正誉
発売日:2016年3月24日
メディア: サンライズパブリッシング