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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】戦略・智慧・役立つ日常生活編8→伝説の体調管理!『まんが黄帝内経 中国古代の養生奇書』

夏真っ盛りで、暑さや仕事の疲れに負けずに日々を過ごされている方が多いのではないでしょうか。そういった中で体調管理は超重要ですね。古代中国の黄帝内経も体調管理に着目しており、バランスのとれた生活、適切な休息、食事、運動、そして気候に応じた体の調整が健康を保つために重要とされています。現代の健康管理にも古典の知恵が参考になることがあるので紹介したいと思います。

本書は、中国の伝統的な医学の原理や診断法、治療法、健康を維持するための生活指針などがマンガでわかりやすく記載されています。例えば、パソコン業務が多い人は以下の事に気を付けた方が良いです。本書の引用です。

【目の使い過ぎは、血の過労になるー心気の不足を起こす】
【心が病むと汗が出る】

【長座りは、肉の過労になるー脾気の不足を起こす】
【脾が病むと涎(よだれ)が出る】

このような症状が出ている方はパソコンやスマホから目を離して、目を閉じて休めた後、遠くの物を見るようにしましょう。温いタオルを閉じた目にかけるのも良いでしょう。また、作業の30分ごとにストレッチや周辺をあるいたりして身体を動かすのもよいでしょう。
また、本記事を書いている夏は「心」と「脾」が風に侵されやすく気を付けなければなりません。その養生はどのようなものか、本書にはこう書かれています。

【養生のことをよく心得、四時陰陽に応じて暮らしていた。
飲食に節度があり、寝起きは規則正しく、無理な力使いをしなかった。
だから、心身ともに健やかで、百年の寿命を全うすることができた。】

春夏秋冬に応じた暮らし方をして、飲食、睡眠、体力に気を付けて生活しなさいってことですね。これらの方法を日常的に行い、疲れを軽減し、心身の健康を保つことができます。現代の健康管理にも参考になる一冊です。体の声を聴きながら、健康な日々を送りましょう。

発行  1995/4/20
著者  張恵悌
出版社 アプライ