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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】敵を作らない無敵の生き方。日本人の知らない世界を見れば、大きな変革を起こすことができる『越境せよ!〜日本で絶望するより国境のない世界で稼げ〜』

 

昔は世界はとても遠く、海外旅行はまだしも、ビジネスを行うにはとてもハードルが高かったという。しかし、今では日本と海外を結ぶ環境はとても恵まれているため、日本の未来に絶望するなら、成長途上の新興国に行くことを著者はすすめている。なぜなら、世界の国境はどんどん消え、去年までラクダに乗っていた人が今では高級外車に乗っている。そんな成長が見れたり、日本人の知らない世界を見ることにより、大きな変革を起こすようなチャンスもあり、著者自身はそれにより人生が変わったそうだ。

著者は冒険投資家として様々な国に行ってみると、実際に自分で見てきたものと、メディアから入ってくる情報は大きくかけ離れているという。また、海外で活躍する日本人や日本企業の情報は日本にはなかなか入ってこないそうだ。しかし、そういった情報も外国人の友達を増やし生の声を聞くことが理想だが、それが難しい場合には、自分の関心のある情報を常に意識しておくことで、情報を探すようになりその分野で日本人のトップになることもできるという。このように常日頃から情報感度を高めることが、自分で何か判断を下す際に、大切になってくるそうだ。

長年海外の様々な国でビジネスを行い、海外の要人たちから一目置かれる存在になった著者だが、著者の仕事の仕方は、人を巻き込むこと。それは、自分の決断に共感してくれ、価値観を共有できる仲間がいると物事を成し遂げることもとても楽しいからだという。そのため、まず仲間から共感を集めてから行動を起こすため、そもそも敵を作らないのだそうだ。それは、誰にでもいい顔をするのではなく、価値観が合わない人とは付き合わず、面白いかどうかを判断基準にしているという。世界中どこに行っても、何をするにしても、同じような考えを持った人との関係性が、最も重要なのだ。