私自身はアラフォー・両親も健在で、これまで相続のことを自分ごとだと思うことはなかったのですが、そろそろ考えておかないといけないなぁと思い手に取りました。
誰がいつどうなるかわからないし、まだまだ亡くならないにしても財産の把握や認知症の問題など、前もって対策を知っておかないと不安、ということで。
なんと言ってもタイトルが嬉しい。「知識ゼロでもわかる」「ざっくり」というのが、なんとなく全体像を知りたいんだよね、という私のニーズにピッタリだった。しかも著者の石倉先生と相談者の会話形式で、サラサラと読める。
タイトルの通り「ざっくり」理解したところではわたしが相続しそうな家族の遺産で相続税が発生することは無さそうだが、相続の際に揉めないように遺言書があると良さそうだとか、認知症など判断能力がなくなることへの対策など、最低限の必要な情報を、短時間で手に入れられた。
また、財産の把握が大変だという話をうけて、自分が例えば不慮の事故で死んだら?ということの対策も考えないとなと思いました。
今後法改正などもあるだろうけど、現時点での相続のことを把握しておくにはとても有意義な一冊です。