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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】先が読めない時代に「のれん分け」を利用する!『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』

 

直営店舗、フランチャイズ、のれん分けの違いがよくわからない?今まさに、のれん分けビジネス開始の時期が到来していますよ!この著書は、ビジネスを始めたいがどう始めてよいのかわからない方にうってつけの教科書である!さて、内容はいかに?!

のれん分けの印象ってどういうものだろうか?「〇〇ラーメンで修業を積んだ店主がのれん分けを許されてここ〇〇の地でラーメン屋を始める!」というセリフを聞いたことがないだろうか。のれん分けとは、このように店舗で長年働いた従業員に、屋号を使用して独立することである。ちなみに本部から経営のサポートを受けて開業できるのがフランチャイズで、本部が出資をして開業した店舗が直営店舗であることを考えると、のれん分けは店舗運営に対する縛りが少ないため経営方針を独自に決める決定することが可能なのである。つまり、知識や技術をしっかりと得た上で、自分のオリジナリティを加え展開することができるのである。

この著書はコロナ禍ののれん分けをビジネスのチャンスとして捉えているのだが、その中に人材についても書かれている。人材は言わずもがな会社にとって最も重要な資産である。会社は優秀な人材が常に欲しい。コロナ禍は優秀な人材を獲得するためのチャンスだと言うのである。コロナ禍で多くの会社が閉まり、撤退することにより、一等地が空いているというニュースは聞いたことがあるだろう。実は人材も同じなのである。残念ながら会社を縮小する際の人員整理の際には優秀な人材も含まれる。今ビジネスを始めるとその優秀な人材を獲得できるチャンスがあるのだ。

実はのれん分けビジネスはコロナ禍だから流行っているわけではない。IT化やワークスタイルの変化から人々の生活が変わりつつある中で、従来の形では儲からないと感じ始めていた矢先にコロナ禍により変化を強いられたわけである。都市集中型に限界を感じているも行動に移す理由がなかった時代から、すでに変化を遂げているのだ。そんな中で都市部に直営店舗を構える必要があるだろうか?むしろクラウド上の店舗でだってビジネスを始めることができるのである。そんな夢のような話をどう実現化させるか、そのためにのれん分け制度を有効に使うのである。

コロナ禍でのビジネス開始について不安を抱いている場合ではない。アフターコロナ、ポストコロナを考えて動き出すと言われている今がチャンスなのだ。まずのれん分けを学んでみては?