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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】ADHDやうつは既存の医学モデルでは対応できない『愛着障害の克服』

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近年、稀にみて大量生産されているうつ病ADHD
これは医学モデルで診断されてしまうことが原因であり、そのほとんどが他の原因であることが多いです。

私たちの心は多くの多様性を持っています。子犬を見たら可愛いと思いますし、部下や上司、社長に対して同じ対応、考え方をすることはありません。学生時代なら、怖い部活の顧問の前では急いで身だしなみを整えるでしょう。
私たちは人を含む環境や自分の置かれている状況に合わせて、最適な自分を持ち出して対応しています。

ADHDの診断のもとになるあらゆる症状の原因は一体なんでしょうか。
これを読むあなたも、理不尽で罵声を浴びせ、評価の基準がコロコロ変わるような上司がいた場合、パニックになったり集中できなかったり、怒られないように嘘をついたりするのではないでしょうか。

ADHDと類似した症状を呈する人は二次的に生まれた結果であり、原因ではありません。
原因は愛着障害であることが多く、周囲の人間との「愛着モデル」で症状を考察すると解決につながることが多いというのが本書のメッセージです。

赤ちゃんが泣いているのは“お腹が空いた”という「メッセージ」があるからです。
人間の問題行動は何らかのメッセージが隠れている警報という意味があります。

赤ちゃんが泣いているから「泣き虫病」、泣きやむ薬を処方するという考えは短絡的です。
興味があれば読んでみてください。