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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】誰かにとっての何者かになること。『あえて数字からおりる働き方』

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転職を重ね、12個の会社を経験した著者が語る、新しい時代の働き方とは。

何者かにならなければいけない。でも、何をしたらいいのか分からない。そんな不安を抱えている人は多いのではないだろうか?まずは誰かにとっての何者かになることから始めよう。

では、誰かにとっての何者になるにはどうしたらいいのか?それは、Giveをすることである。相手の欲しがっているものを考えて、それをGiveする。すると相手に感謝され、自分は相手にとっての必要な人になる。一見、ただ尽くしているだけのように思えるかもしれない。しかし、Giveすることで一番成長できるのは自分自身である。相手の目線で物事を考えることで新たな視点を得ることができ、アイデアの幅が自然と広がる。Giveを繰り返すことでどんどん着想ができるようになり、誰かにとって意味のある存在、つまり何者かになることができるのだ。

私は当初、自分がGiveできるものなんてないと考えていた。しかし著者は、自分にとってあたりまえは、居場所を変えれば誰かにとって難しいこと、つまりGiveすればありがとうになる、と語る。なるほど。ありがとう、とは、有ることが難しいことなのだ。

数字を取って何者かにならなければならない。そんなマッチョな考え方はもうやめよう。まずは、誰かにとって意味のある存在になることから始めよう。