住む場所を変える時に、「部屋が同じような間取りのものばかりで選べない」と感じたことはありませんか。
この本を読めば、「リノベーション」と「マーケティング」を不動産に施すことで個性的で入居者が途絶えない物件になります。
リノベーションとリフォームは違う。リフォームは元の状態に戻すだけ。一方、リノベーションは住む人が「心地よい」と感じ、愛着を持てる状態にすること。その中でも新築物件とコンセプトが被らない、時間の経過とともに深みを増す、
素朴で味わいのあるデザインが良い。
しかし、リノベーションされた物件は家賃も高く、普通の物件検索サイトからは出てこない。そこで、事前のマーケティング(種まき)が重要となります。具体的には、上記のコンセプトにあった家をシリーズとして束ねて、雑誌、SNS、メルマガ等で定期的に配信し、「おしゃれな生活ができる家」として認知してもらいます。そうすることで、引っ越し需要が出たときに直ぐに入ってもらえたり、引っ越す必要が無くても素敵な部屋に住むためだけに入居する方が出てくる。
本書は、不動産投資に興味があり、普通のアパートやマンションへの投資とは違った視点で検討したい方に、おススメです。また、おしゃれな家を借りたい人も本書を読んでおくと参考になると感じました。
評者は2020年現在、不動産投資の適切なタイミングなのか分かりません。一方で今後のことを見越して、今、不動産投資の勉強しておくのは必要なことだと考えます。
立地と広さ以外にも、リノベーションとマーケティングで不動産は変わる。
同じような形ばかりでワクワクしない部屋が多いので、この本をきっかけに、リノベーションが進んだ個性豊かな家が増えるといいですね!