営業は断られて当たり前というマインドこそが、結果的には営業の成功率を上げていくという内容の本である。
会社で営業を担う。イベント開催時に協賛の営業に回る。作品を広めるために営業を行うなどなど挙げればキリがない。その過程で断られることが多くなると自分には営業は向いていないのだと感じてしまい、人によっては病んでしまうこともある。でもそれは非常にもったいない。営業は断られて当たり前!と思えれば営業への苦手意識は無くなり、自信を持って営業ができ、成果に結びつく。
そもそも誰かから営業された時に、「あなたは全部購入していますか?」「していないですよね」。断る理由は「興味がないから」「予算がないから」「怪しいと思うから」などたくさんあり、要はそれだけの理由。自分が営業される時の対応を思い返せば、相手の営業スキルが低いから断っているのではなく、相手が誰であれ断っているに過ぎないことに気が付ける。ただし、断られて終わりでは営業の本の意味がないので、断られた際の対応についてもこの本で解説している。
著者の高橋英樹氏は25歳で営業代行会社を設立。創業から5年で社員400名、年商90億円を超えた実績がある。営業代行とは、企業の商品やサービスを売るための営業やそれにまつわる業務をその企業に代わって行うことである。
“営業は、断られて当たり前。断られてからが営業”
本書で私の心に最も響いた言葉である。営業をする際の指針として、常に前向きに営業に取り組んでいきたい。