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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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【書評】エロ大国・中国『性と欲望の中国』

2005年の性生活満足度は世界ワースト1位(2位は日本)、わずか22%だった中国は2018年度の調査で57%にまで上昇する。

ちなみに、あのTENGAが行った2018年度の調査では日本は最下位だ。

中国国内をちょっとのぞいてみよう。

お金を持つと思い浮かべるのは不倫だ。

男性の不倫率は16%で世界平均だが、中国人女性の4.2%(世界平均0.8%)が不倫経験者であるとゆう。

当然、離婚原因の56%が不倫だ。

じゃあ、売春などの性産業は?

以前は島が丸ごと売春街は多くありマカオも有名だった。
マカオの女性レベルは高く、モデル並の女性を見ているだけで満足したらしい。

しかし、習近平になってから状況は一変する。
これまでの利権構造を破壊、軍の利権構造でもあった性産業を潰しまくった。
疑わしければ罰せられ、売春街などその跡形もない。
台湾人や日本人が押し寄せた川下島は、わずか4年でリゾートだ。

危なくて売春どころではないのだ。

一方で、アダルトグッズは先進国となる。

2013年設立のラブドールベンチャーEX社は、2017年に上場するほどだ。

社長は日本に留学していた2000年前半に個人輸入の代行で日本のラブドールが人気になってきていることに気づき企業したのがだ、リサーチを重ねたラブドールは最新技術を搭載されカワイイ、キレイなど様々なタイプが生まれる。

偏見を持たれない風土から大規模に投資が集まり事業は拡大していくために文化の形成も早い。
 サブカルトとの親和性も高く、TikiTok、bilibiliなどにアイドルとして登場、その楽しみ方もスタイリッシュに変貌していく。
その結果、なんと購入者の数割は女性(大型の着せ替え人形として買うらしい)で、ネットに自撮りをあげる。

ちなみに、将来はAIを搭載したアンドロイドになる予定だそうだ。

偏見を持たない土地に勝機あり。

まだまだ、中国に踏み込む余地はありそうなのだ。

性と欲望の中国 (文春新書)

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